ケビン・ラブ ファイナル第2戦の出場停止処分を回避
クリーブランド・キャバリアーズはファイナル第2戦に臨むにあたって、とりあえず最悪の事態を免れた。Yahoo Sportsによると現地6月1日、NBAはキャブスのケビン・ラブに対して出場停止処分を科さないことを決定したという。
処分か否かで審議されたのは、現地5月31日に行われた2018NBAファイナル第1戦終了間際での行動。退場を言い渡されたトリスタン・トンプソンがドレイモンド・グリーンと小競り合いになった際に、ラブはベンチを離れてコートに足を踏み入れていた。
「パレスの騒乱」のような試合中の大乱闘事件を2度と繰り返さないため、NBAはこのルールに関して徹底的に取り締まってきた。
2007年ウェスト準決勝第4戦でのアマーレ・スタウダマイアーをはじめ、どれだけ重要な試合でも、ベンチを飛び出した選手に対して容赦なく処分を与えてきたが、今回のラブの場合は、トリスタン・トンプソンへの判定で抗議するためにフロアに出て、小競り合いが始まると速やかにベンチに下がったのでセーフだったようだ。
最近のNBAはこのルールに関してかなり寛容になってきた印象で(少なくともプレイオフでは)、今季ウェスト第1ラウンドの試合でも、サンダーのレイモンド・フェルトンとジャズのルディ・ゴベアが揉めた際に、ラッセル・ウェストブルックがスコアラーズテーブルからフロアに飛び出したが、後日に罰金処分だけで済んでいる。
また、ショーン・リビングストンへのクローズアウトでトリスタン・トンプソンになぜかコールされたフレグラントファウル2は、後日にフレグラントファウル1に格下げ。ただグリーンの顔面に故意にボールをぶつけた行為により、2万5000ドルの罰金処分が与えられた。
一方のウォリアーズは、第1戦で左足を負傷したクレイ・トンプソンの状態があまり好ましくないとのこと。第2戦には出場予定とされているものの、『The Athletic』のAnthony Slater記者によると、前日の記者会見では足を引きずりながら登場し、「一晩で痛みが悪化した。もし試合が今日だったら出場できたかわからない」とコメントしたという。
またウォリアーズは、ウェスト決勝の第4戦から離脱しているアンドレ・イグダーラも復帰時期が未定。ファイナル第2戦は、現地3日にオラクルアリーナで行われる。
参考記事:「ESPN」