クレイ・トンプソンが復帰後最多の33得点、レブロンは偉業達成も勝利ならず
クレイ・トンプソンがゆっくりと、だが着実にピークの姿を取り戻しつつある。
トンプソンは現地2月12日、本拠地チェイス・センターで行われたロサンゼルス・レイカーズ戦でゲーム最多の33得点をマーク。復帰後初の30点ゲームを達成し、ウォリアーズの117-115での勝利に大貢献した。
トンプソンは30分の出場で5本のスリーを含む22本中12本のフィールドゴールに成功。特に終盤での活躍が素晴らしく、ウォリアーズの6点ビハインドで迎えた第4Q残り3分40秒から3本のクラッチスリーを沈め、最終ピリオドだけで16得点をあげている。
前十字靭帯断裂とアキレス腱断裂の重傷を立て続けに負い、2年以上実戦から遠ざかっていたトンプソンだが、美しいシュートフォームとクイックリリースはまだまだ健在。復帰後14試合で17.9得点、スリー成功率38.9%を平均している。
ウォリーアズ(42勝15敗)はトンプソンの他、ステフィン・カリーが24得点/8アシストをマーク。新人のジョナサン・クミンガは18得点/9リバウンドをあげる活躍を見せ、試合後スティーブ・カーHCに「彼は最初の3ピリオドでチームのベストプレイヤーだった」と言わしめた。
レブロン快挙
一方で敗れたレイカーズ(26勝31敗)は、レブロン・ジェームズが26得点/15リバウンド/8アシストで奮闘。
これでレブロンは、レギュラーシーズンのキャリア通算で3万6526点に到達。プレイオフも含めると通算4万4157得点となり、カリーム・アブドゥル・ジャバーを追い抜いてNBA史上1位となった。
新たな偉業を達成したこの日のレブロンだが、試合内容は100点満点とは遠く、特に僅差で迎えた第4Qの勝負所ではFG10本中1本成功の3得点と不調。残り時間2.4秒には3ポイントショットのファウルをドローして同点のチャンスを手にするも、フリースローに失敗してしまった。
ボックススコア:「NBA」