ローズとシボドーHCのニックスがブルズに今シーズン初黒星をつける
NBAでは現地10月28日、プレシーズンからずっと無傷だったシカゴ・ブルズがついに敗北。ブルズにシーズン最初の黒星をつけたのは、トム・シボドーHC率いるニューヨーク・ニックスだった。
シカゴのユナイテッド・センターで行われた同日の試合は、ニックスが終始主導権を掌握。第2Q以降は1度もブルズにリードを譲ることなく、第4Q残り3分で点差を13点に広げて勝利をほぼ手中に収める。
だがそこからブルズは怒涛の猛反撃を展開。ラビーン&デローザン&ブーチェビッチのビッグスリーの連続得点で一気に巻き返すと、残り時間9.5秒にはザック・ラビーンがダンクを叩き込み1点差にまで迫った。
▼カルーソも勝負所で見事な守備
さらに残り5.1秒には、ニックスのジュリアス・ランドルがフリースローを2本とも失敗。ブルズは1点差のままボールを取り返して逆転勝利のチャンスを手にするが、デマー・デローザンが終了のブザーと同時に放ったロングツーはエアボールに終わってしまった。
▼ラストプレイ
ギリギリで逃げ切ったニックスは今季成績を4勝1敗とし、イースタンカンファレンス首位タイに浮上。ケンバ・ウォーカーが21得点、RJ・バレットが20得点、ジュリアス・ランドルが13得点、16リバウンド、9アシストをマークした。
それにしても、シカゴにおけるデリック・ローズの人気は相変わらず絶大。この日の試合でも、ローズが第1Q中盤にフロアに入ると、ユナイテッド・センターの客席からスタンディングオベーションが巻き起こった。
開幕連勝記録を4で止められたブルズ(4勝1敗)は、ラビーンが25得点、ニコラ・ブーチェビッチが22得点、デローザンが20得点で奮闘。ラビーンは左手親指の怪我をおしての出場だったという。
なお同日には、2007年から9シーズンをブルズでプレイしたジョアキム・ノアがチームのアンバサダーに就任した。
ボックススコア:「NBA」