2016年2月19日SAS vs. LAL: コービーとダンカンの最後の直接対決
ティム・ダンカンとコービー・ブライアントのレジェンド2人が同じコートに立つ最後の試合となった現地19日のサンアントニオ・スパーズ対ロサンゼルス・レイカーズ戦は、終盤にレイカーズの反撃を振り切ったスパーズが119-113で勝利。ダンカンが12得点/13リバウンドのダブルダブル、コービーが25得点をそれぞれ記録した。
▼コービー&ダンカンのラストマッチアップ
この日の試合は、第2Q中盤からスパーズが主導権を握り、ハーフタイムで60-49の11点リードを獲得。レイカーズは第3Qにコービーの11得点で巻き返しを図るも、なかなか点差を詰められないままだったが、10点ビハインドで迎えた第4Q残り6分30秒から18-12のランでカムバックを展開する。
残り時間1分20秒で4点差に迫られたスパーズだが、次のポゼッションでパティ・ミルズがスリーポイントショットに成功。続いてダンカンとトニー・パーカーが3本のフリースローを沈めて再び二桁リードに戻し、今季46勝目を手にした。
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | ||
SAS | 33 | 27 | 25 | 34 | 119 |
LAL | 30 | 19 | 26 | 38 | 113 |
なおこの試合でコービーは、第4Qの終盤に右手の中指を脱臼。しかしロッカールームに退場することなく、その場でチームのトレーナーに指を引っ張ってもらい応急処置をし、そのまま何事もなかったかのようにプレーを続け、1分後にはジャンプショットを決めた。これぞまさにプロフェッショナルだ…。
勝利したスパーズは、パーカーが25得点、ラマーカス・オルドリッジが16得点、ミルズが15得点をそれぞれマークした他、合計で7選手が二桁得点を獲得。カワイ・レナードとマヌ・ジノビリが不在の中、ボリス・ディアウやラスール・バトラーらベンチユニットもステップアップし、チームで30アシストをあげた。
一方のレイカーズは、コービーの25得点のほかに、ルー・ウィリアムズが21得点、ジョーダン・クラークソンが20得点を記録している。
コービーとダンカンの主なキャリア功績
コービー | ダンカン | |
シーズン | 20年 | 19年 |
優勝 | 5回 | 5回 |
MVP | 1回 | 2回 |
ファイナルMVP | 2回 | 3回 |
オールNBA1stチーム | 11回 | 10回 |
オールNBA2ndチーム | 2回 | 3回 |
オールNBA3rdチーム | 2回 | 2回 |
オールDファーストチーム | 9回 | 8回 |
オールDセカンドチーム | 3回 | 7回 |
コービーとダンカンは、長年のキャリアを通して82試合で直接対決。レギュラーシーズンは31勝21敗でダンカン、プレーオフは18勝12敗でコービーが制した。ポストジョーダンのリーグで最も成功を収めてきた2人の対戦がこれで最後というのは、どうもまだ実感がわかない。
ボックススコア:「NBA」