レイカーズのオーナーがパウ・ガソルの背番号16の永久欠番化を宣言
現地10月5日、歴代最高のヨーロッパ出身選手の1人として世界のバスケ界に多大な影響を残した元NBAオールスターのパウ・ガソルが、オンラインの記者会見で現役引退を宣言した。
またガソルは同日に自身の公式Twitterからも引退を発表。英語、スペイン語、カタルーニャ語の3言語で「Dear Basketball、今までありがとう」と別れの言葉をつぶやいていた。
2001年ドラフト3位指名でNBA入りしたガソルは、キャリア18シーズンで17.0得点、9.2リバウンドを平均し、ルーキー・オブ・ザ・イヤー(2002年)や6回のオールスターゲーム出場、4回のオールNBAチーム選出など、数々のアワードを獲得。2009年と2010年にはロサンゼルス・レイカーズの一員としてリーグ2連覇を達成している。
またスペイン代表としてのインターナショナルキャリアも華々しいもので、2001年のユーロバスケ(トルコ大会)から2021年の東京オリンピックまで20年以上にわたり母国チームに貢献。オリンピックとFIBAワールドカップで合計4つのメダルを獲得し、日本で開催された2006年のワールドカップではエースとしてスペインを金メダルに導き、大会MVPを受賞した。
ガソルの引退発表を受け、レイカーズオーナーのジーニー・バスは自身のTwitterを更新。
「(ガソルの永久欠番化については)以前から決定事項であり、『いつにするか』だけが問題だった。おめでとう」とツイートし、将来的に背番号16番がステイプルズ・センターのラフターに掲げられることを宣言した。
また時を同じくして、『South California News Group』や『The Athletic』などの現地メディアも、関係者から得た情報として、レイカーズがガソルの16番を永久欠番化することを報道。レイカーズにとって、コービー・ブライアント以来初で球団史上11人目、背番号で12個目の永久欠番となる。
▼レイカーズの永久欠番:
- ウィルト・チェンバレン(13番)
- エルジン・ベイラー(22番)
- ゲイル・グッドリッチ(25番)
- マジック・ジョンソン(32番)
- カリーム・アブドゥル・ジャバー(33番)
- シャキール・オニール(34番)
- ジェームズ・ワージー(42番)
- ジェリー・ウェスト(44番)
- ジャマール・ウィルクス(52番)
- コービー・ブライアント(8番と24番)
- パウ・ガソル(16番)
ガソルの永久欠番式典の日取りはまだ未定だが、今季中に開催される可能性もある。
参考記事:「NBA」