ビッグスリーが84得点20アシストのレイカーズ、ロケッツを下し3連勝
NBAでは現地11月2日、平均年齢でリーグ最年長のロサンゼルス・レイカーズと若手選手中心のヒューストン・ロケッツが対戦。終盤に1~2ゴール差を争う死闘の末、レイカーズが119-117でロケッツを破り、連勝を3に伸ばした。
試合の大部分でロケッツに主導権を握られていたレイカーズだが、第4Q序盤にレブロン・ジェームズの10連続得点で逆転に成功。残り時間2分未満の勝負所で審判のミスにより2点を取り消されるというイレギュラーなハプニングに見舞われながらも、最後までリードを維持する。
対するロケッツはギリギリまで食い下がり、新人ジェイレン・グリーンの2連続スリーで残り8.8秒に1点差まで接近。最後のポゼッションで同点もしくは逆転勝利のチャンスを手にするが、ケビン・ポーターJr.が終了のブザーと同時に放ったスリーは惜しくもリムに弾かれた。
まさかの減点
レイカーズの8点リードで迎えた第4Q残り2分30秒でのこと。スティールからの速攻でファウルを受けたケント・ベイズモアがフリースロー2本を決めて、試合を10点差とした。
だがその1分後、審判は審議の末にベイズモアのフリースロー2点を取り消し。残り2分30秒時点でのロケッツはボーナスに入っておらず、コモンファウルでベイズモアにフリースローが与えられるべきではなかったためだ。
これは完全にチームファウルのカウントを間違えた審判側のミス。このジャッジを受け、レブロンやデイビス、フランク・ボーゲルHCは審判に激しく抗議する。
僅差のクラッチタイムにこんな形で減点されて、選手たちが怒るのは当然。2点を削られただけでなく、終盤の大事なポゼッションを無効にされたわけだ。
最終的にレイカーズが勝ったから良かったものの、もしケビン・ポーターJr.のブザービーターが決まっていたなら大炎上していただろう。
第3Qの二桁ビハインドから逆転勝利したレイカーズは、レブロンが30得点/10アシストのダブルダブル、アンソニー・デイビスとラッセル・ウェストブルックがそれぞれ27得点をマーク。ビッグスリーだけで84得点/22リバウンド/20アシストを獲得した他、カーメロ・アンソニーがベンチから15得点をあげた。
▼ビッグスリー+メロで99得点
レブロン、AD、ウェストブルックの3人が同じ試合で20得点以上をマークしたのは今回が初。最近のレイカーズはレブロンとウェストブルックのどちらかが常にフロアにいることを意識している。
3連勝をあげたレイカーズだが、その間の対戦相手はキャブスにロケッツ×2と比較的イージーなスケジュール。今後は強豪チーム相手に勢いを維持できるかどうか注目したい。
敗れたロケッツ(1勝6敗)は、クリスチャン・ウッドが26得点/16リバウンドで奮闘。2021年ドラフト2位指名のジェイレン・グリーンは、ベンチから24得点の活躍を見せた。
ボックススコア:「NBA」