レイカーズはカーメロ獲得に興味なし?
今年のオフシーズンでFAになる可能性があるニックスのカーメロ・アンソニー。もしそうなった場合、複数のチームによる激しいカーメロ争奪合戦が予想されるが、ロサンゼルス・レイカーズは今のところ動くつもりはないようだ。米ニューヨーク・ポスト紙が報じている。
「十分なキャップスペースを保有するレイカーズだが、情報筋によると、コービー・ブライアントの相方としてアンソニーを獲得することに興味を示していない。またレイカーズのジニー・バス社長も、彼女のフィアンセであるフィル・ジャクソンからアンソニーを奪い去ることに意欲を燃やしていないだろう」
– 『ニューヨーク・ポスト』
レイカーズとカーメロの双方にとってはこれがベストかもしれない。今のレイカーズに必要なのは、シュートボリュームの多いもう一人のベテラン点取りマシンではなく、オールラウンドな活躍ができる若い才能だ。
コービーとカーメロのコンビが、ウェイドとレブロンのようにバッチリと機能する可能性もある。その一方で、デンバー時代のアイバーソンとカーメロのように、鳴かず飛ばずで終わってしまう可能性も大。やってみないと何ともわからないが、それには金額とリスクがかかりすぎる。
カーメロにしても今年で30歳になるわけで、全盛期として活躍できる時間はそれほど多く残されていない。すぐにチャンピョンシップを狙いたいのであれば、再建モードのレイカーズでは少し厳しい印象がある。
▼カーメロ・アンソニー、キャリアトップ10プレー
現在FA先の候補としてシカゴ・ブルズやヒューストン・ロケッツなどが有力視されているが、ニューヨーク・ポスト紙によると、どちらのチームもサラリーキャップ上の問題を抱えており、カーメロ獲得までの道のりは決して簡単ではないという。
「今季プレイオフで1回戦敗退となったブルズは、マイク・ダンリービー、カルロス・ブーザー、タージ・ギブソンの3選手を放出しなければならない可能性がある。またアンソニーにとっても、デリック・ローズという不確かな未来に寄り掛かることになってしまう」
– 『ニューヨーク・ポスト』
「同じくプレイオフ1回戦敗退のロケッツも、サラリーキャップ調整のために、ジェレミー・リンとオマー・アシックを放出する必要がある」
– 『ニューヨーク・ポスト』
FAの交渉が始まるのは7月1日から。カーメロがどのチームに落ち着くのか非常に楽しみだ。
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参考記事:「NY Post」