レイカーズがデマーカス・カズンズを解雇へ
ウェスト首位のロサンゼルス・レイカーズが、プレイオフに向けた戦力補強のため、負傷離脱中のデマーカス・カズンズをウェイブしてロスターに空きを作る決断をした模様。ESPNのAdrian Wojnarowski記者が関係者から得た情報として伝えている。
報道によれば、レイカーズは空いたロスター枠を使ってマーキーフ・モリスと契約を結ぶ見込みとのこと。モリスは現地21日にデトロイト・ピストンズとの契約バイアウトに合意したばかりだ。
オフシーズンにレイカーズに加入したカズンズだったが、8月に左膝前十字靭帯を断裂。現在もリハビリ中で、今季はまだ1度も試合に出場していない。レイカーズがカズンズを正式に解雇するのは、マーキーフ・モリスのウェイバー期間が終了する現地23日以降になると見られている。
カズンズはつい先日にもShowtimeのポッドキャスト番組『All the Smoke』に出演し、「こんなにケミストリーが素晴らしいチームにいるのは初めて」とレイカーズを大絶賛していたばかり。
「このチームのバイブスは、まるでロスターの15人が連動しているような感じ。誰か1人が映画を観に行くと言えば、全員が一緒に行くと言う。しかもそれは少しも強制されたものじゃないんだ」
– デマーカス・カズンズ
またカズンズは今季プレイオフまでに復帰したい意思を話し、スポットアップショットやプレイメイクでチームに貢献できるはずとコメント。
さらに番組ホストのスティーブン・ジャクソンが「レイカーズの本当のヘッドコーチはフランク・ボーゲルではなくジェイソン・キッドだろ?」というきわどい発言をした際には、カズンズが「ここはカットしてくれ。お前らは俺を首にさせたいのか?」と笑いながら訴える場面もあった。
なお『New York Times』のMarc Stein記者によると、負傷離脱中にウェイブされた場合、その選手はそのまま元のチームでリハビリを続行できるというルールがNBAにはあるとのこと。なのでカズンズもこのままレイカーズの施設で復帰に向けたワークアウトに臨むものと見られている。
▼解雇が報じられた日の試合前ウォームアップにも参加
参考記事:「ESPN」