レイカーズがサンズに連勝でシリーズリードを奪取、ブッカーは危険なファウルで退場に
ロサンゼルス・レイカーズがポストシーズンに本拠地ステイプルズ・センターで白星を獲得するのは、2012年ウェスト準決勝第3戦以来9年ぶりだ。
レイカーズは現地27日、ホームで行われたフェニックス・サンズとの2021ファーストラウンド第3戦に109-95で快勝。第1戦での敗北から2連勝をあげ、2勝1敗でシリーズのリードを奪った。
この日のレイカーズは、アンソニー・デイビスが34得点、11リバウンドのダブルダブルで活躍。特に第3Qだけで18得点を記録し、前半までシーソーゲームだった試合の流れを大きく自軍に引き寄せた。
デイビスの他には、レブロン・ジェームズが21得点/9アシスト、デニス・シュルーダーが20得点をマーク。レブロンはまだまだ本調子ではなさそうな印象だが、後半にはアイソレーションから貫録のプレイを何度か披露し、チームの士気を高めた。
敗れたサンズは、ディアンドレ・エイトンが22得点、11リバウンドで奮闘。同シリーズでのエイトンは、3試合で21.7得点、12.3リバウンド、FG成功率82.1%を平均と、キャリア初のプレイオフながら昨季王者相手に元ドラフト1位指名に相応しい存在感を放っている。
ブッカーは退場処分
守備ファーストでロースコアな泥臭い展開となったレイカーズとサンズのシリーズ第3戦。この日のサンズは第3Qを終えた時点で63点と、オフェンスのリズムをまったく掴めなかった。
特にリードスコアラーのデビン・ブッカーが精彩を欠き、FG19本中6本成功から19得点とかなり非効率なゲーム内容。さらにディフェンスでも繰り返しターゲットにされていたため、フラストレーションが限界に達したのか、試合終了間際にシュルーダーを突き飛ばしてフレグラントファウル2をコールされ、退場処分となる。
ブッカーのフレグラントファウルについて、レイカーズの選手たちは試合後に強く批判。デイビスは「プレイオフだからといって、空中にいる選手を両手で突き飛ばすのはありえない。ダーティーなプレイ」とし、危険なファウルを受けたシュルーダー本人も「レギュラーシーズンだったら出場停止処分になっていただろう」とコメントした。
レイカーズとサンズのシリーズ第4戦は、現地30日にステイプルズ・センターで行われる。
ボックススコア:「NBA」