スパーズがキングスを破り開幕2連勝、レナードはキャリア初の2試合連続30得点超え
サクラメント・キングスの新本拠地ゴールデン1センターのオープニング試合となった現地27日のキングス対サンアントニオ・スパーズの一戦は、終盤の攻防を制したスパーズが102-94で勝利。シーズン開幕からアウェイで2連勝をあげた。
試合序盤のスパーズは、カワイ・レナード以外のスターターが、第1Qに1本もFGを決められず大苦戦。開始6分半で16-9の7点ビハインドとキングスに先手を取られるも、いつも通りセカンドユニットの投入で体勢を立て直す。この日のベンチ起爆剤となったのはドウェイン・デッドモンだった。
デッドモンは第1Qだけで8得点、2オフェンスリバウンド、2ブロックと攻守で貢献し、スパーズは第2Q開始直後で逆転に成功。その後、キングスに13-2のランを許してしまい、前半残り3分で11点リードを奪われるも、マヌ・ジノビリやパティ・ミルズ、デビッド・リーらセカンドユニットが再びステップアップして、ハーフタイムまでに4点差に巻き返すことに成功する。
▼デッドモン&リー
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後半になると、キングスに再び主導権を握られ、第3Q中盤で9点ビハインドとピンチに陥ったスパーズだが、そこからカワイ・レナードが攻守でテイクオーバー。2ポゼッション続けてスティールからファーストブレイク得点を決めるなど、DPOYの実力を最大限に発揮し、試合の流れを完全に変えるファインプレーを連発。スパーズは、第3Q中盤から第4Q序盤の8分間で24-5のランを仕掛け、この日最初の二桁リードを奪う。
▼2連続スティール
その後、デマーカス・カズンズの大奮闘で、キングスはすぐに点差を縮めるが、スパーズはファウルトラブルに苦しんでいたラマーカス・オルドリッジの調子がようやく上がり始め、何とかリードを維持。それでも試合時間残り50秒で2ゴール差と、最後まで食い下がるキングスに対し、レナードがアイソレーションからロングツーのクラッチショットを沈めてとどめを刺した。
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | ||
SAS | 27 | 26 | 23 | 26 | 102 |
SAC | 29 | 28 | 14 | 23 | 94 |
スパーズは、レナードが30得点、5アシスト、5スティールでチームを牽引。レナードが2試合連続で30得点以上を記録するのは、キャリア6シーズン目にして今回が初めてだ。他には、オルドリッジが16得点、デッドモンが12得点/7リバウンド/4ブロック、リーが12得点/5リバウンドをそれぞれマークしている。
この日もスパーズは、レナードに加えて、セカンドユニットが素晴らしかった。ベンチのスタッツでは、得点で43-18、リバウンドで18-2とキングスを圧倒。特にデッドモンは、終盤のクラッチタイムにもフロアに立ち続け、カズンズのマークを担当した。
▼レナードvsカズンズ
キングスは、カズンズが37得点、17リバウンドで大奮闘。ルディ・ゲイが17得点、タイ・ローソンが7得点、9アシストを記録した。
キングスは、昨季よりもチームとしてまとまりができ、守備も引き締まった印象だ。カズンズにも落ち着きがある。これもデイブ・イェーガーHCの影響力か?
ボックススコア:「NBA」