ルー・ウィリアムズがキャリア初の50得点!!
ゴールデンステイト・ウォリアーズのスティーブ・カーHCは試合前、「ルーが50点取るだろう」と冗談半分にコメントしていたが、その予言は現実のものとなった。
ロサンゼルス・クリッパーズのルー・ウィリアムズは現地10日、オラクルアリーナで行われたウォリアーズ戦で自己最多50得点をマーク。昨季王者のホームコートでキャリアベストなパフォーマンスを披露し、ブレイク・グリフィン不在(脳震盪)のチームを125-106での勝利に導いた。
▼50点目のショットでは敵将も笑顔に
オースティン・リバースとミロシュ・テオドシッチが離脱中のため、2試合連続での先発出場となったこの日のウィリアムズは、35分の出場で27本中16本のフィールドゴールに成功。見事なドリブルさばきから敵陣のペイントエリアを攻めてフリースローを稼ぎつつ、高確率でロングレンジショットを沈め、4点ビハインドで迎えた第3Qにはピリオド27得点を獲得して、試合の流れを一気に引き寄せた。
クリッパーズの選手が50得点を獲得したのは、1990年12月のチャールズ・スミス以来初。また第3Qでの27得点は、1ピリオドにおける球団史上最多記録となる(2位は2010年バロン・デイビスの23得点)。
「言うまでもなく、50点は大きな数字。素晴らしい偉業だと思う。でも僕にとっては、勝利すること、そして勝率5割までのギャップを埋めることのほうが重要だった」
– ルー・ウィリアムズ
勝率5割まであと2勝に迫ったクリッパーズ(19勝21敗)は、ウィリアムズの他、2016年ドラフト全体60位指名のタイロン・ウォーレスがキャリアハイの22得点をマーク。2014年12月から続いていたウォリアーズとの連敗記録を、ついに13で終わらせた。
ここ5~6年はいろいろなチームを渡り歩くジャーニーマンとなっていたウィリアムズだが、Yahoo Sportsの報道によると、現在クリッパーズとの間で契約延長の話が持ち上がっているとのこと。今季のウィリアムズは、39試合でキャリアベストの22.9得点を平均しており、シックスマン賞の最有力候補、並びにオールスター選出にもふさわしい活躍を続けている。
ボックススコア:「NBA」