ドンチッチがペリカンズ戦で自己2位の49得点、今月4回目の40点ゲーム
シーズン序盤はコンディションが万全でなく不調気味だったダラス・マーベリックスのルカ・ドンチッチだが、ここ1カ月では本調子を100%取り戻している。
ドンチッチは現地17日、スムージー・キング・センターで行われたニューオリンズ・ペリカンズ戦で49得点、15リバウンド、8アシストをマーク。オールスターブレイク直前の試合でキャリア最多2番目となる得点記録を叩き出し、マブスを125-118での勝利に導いた。
マブスの24点リードだった第4Q残り10分にチェックアウトした時点で、FG29本中16本成功からすでに47得点を獲得していたこの日のドンチッチ。
ただそこからペリカンズに16-5のランで巻き返されたため、残り6分30秒で再びチェックインすることになるのだが、勝利を確信してベンチに下がったことで集中力が途切れてしまったのか、ラスト6分間ではFG6本中5本に失敗と大失速。残り時間14秒には50得点の大台の乗るチャンスを手にするも、2本連続でフリースローに失敗してしまった。
終盤に総崩れしながらも勝利を手にしたマブス(35勝24敗)はドンチッチの他、ジェイレン・ブロンソンが23得点、マキシ・クレバーが20得点で勝利に貢献。一方で敗れたペリカンズ(ウェスト11位タイの23勝36敗)は、トレードデッドラインで新加入したCJ・マッカラムが38得点で大奮闘している。
完全体ドンチッチはMVP級
これでドンチッチは、2月に入ってから4度目となる40得点超えを達成。スロースタートだったシーズン序盤に比べ、足首の怪我とコロナウイルス感染から復帰した1月以降は見違えるようなパフォーマンスだ。
- 10月~12月(21試合):25.6得点、8.5アシスト、8.0リバウンド、+/-で-4.6
- 1月~2月(23試合):29.3得点、9.4アシスト、10.3リバウンド、+/-で+9.1
今季に臨むにあたり、東京オリンピック後に3週間の休暇を取ったというドンチッチ。成績不振だった12月上旬には、「オフにリラックスし過ぎたかもしれない」とコメントしていた。
もしドンチッチがオフシーズンのコンディショニングを真剣に行えるようになれば、今後しばらく毎年のようにMVPの最有力候補になれるはず。それだけのポテンシャルを持った逸材だ。
ボックススコア:「NBA」