【ハイライト】ドンチッチがドワイト・ハワードの上から豪快なプットバック・ダンク
恐らくルカ・ドンチッチのNBAキャリアで最もアスレチックなプレイの1つだろう。
現地3月1日に行われたダラス・マーベリックス対ロサンゼルス・レイカーズ戦の序盤でのこと。ドンチッチが元DPOYセンターのドワイト・ハワードの上からワンハンドでプットバックダンクを叩き込む。
予想外のアスレチックなプットバックをねじ込んだドンチッチに敵地アリーナも騒然。リプレイを見ると、片手でハワードを押さえつけながら跳躍しているので、厳密にいえばオフェンシブファウルなのかもしれないが、こういったポスタライズは滅多にコールされない。
そもそもドンチッチはダンクを決めること自体がレアな選手。数日前に23歳になったばかりで、アスリートとしての身体能力的にはまさにピークにいるはずだが、ダンク成功数はルーキーの頃からシーズンを重ねる度に減少している。
▼ドンチッチのダンク数/シーズン
- 2018-19:25本(72試合)
- 2019-20:14本(61試合)
- 2020-21:11本(66試合)
- 2021-22:5本(47試合)
▼ドンチッチのベストダンク集は短い
同日のドンチッチは、38分の出場で25得点、8リバウンド、5アシストをマーク。FG21本中9本で5本すべてのスリーに失敗と本調子ではなかったが、僅差で迎えた終盤にはトップ・オブ・ザ・キーでのアイソレーションから連続でファインプレイを決めてマブスを勝利に牽引した。
なおクラッチタイムでのマブスは、スクリーンを駆使してレブロン・ジェームズを外に引きずり出し、ドンチッチがレブロンを1on1で繰り返し攻めるオフェンスを展開。そうすることで、レブロンがセンターを務めていたレイカーズ・クロージングラインアップのリム守備やヘルプディフェンスを無力化することに成功した。
マブス(37勝25敗)はドンチッチの他、ジェイレン・ブロンソンが22得点、ドリアン・フィニー・スミスが16得点、スペンサー・ディンウィディがベンチから14得点/9アシストで勝利に貢献した。
一方で、直近12試合で3勝9敗と低迷中のレイカーズ(27勝34敗)は、レブロンがゲームハイの26得点/12リバウンド、カーメロ・アンソニーが20得点と、大ベテラン勢が奮闘。前半の21点ビハインドから第3Qに猛威反撃を仕掛けて一時逆縁に成功するが、最終ピリオドで24-17とオフェンスが再び大失速しまった。
ボックススコア:「NBA」