ドラ1候補のルカ・ドンチッチが史上最年少でユーロリーグMVP受賞
NBAに挑戦する準備は万端だ。
ユーロリーグは現地19日、2017-18シーズンの各アワード受賞者を発表。名門レアル・マドリーをファイナルへと導いたスロベニア出身のルカ・ドンチッチがMVPに選出された。
スロベニア出身選手がユーロリーグMVPに輝くのは今回が初。またドンチッチは今年2月に19歳になったばかりで、史上最年少での受賞となる。
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今季のドンチッチはシーズン32試合中16試合に先発出場し、16.1得点、4.9リバウンド、4.4アシスト、FG成功率57.4%を平均。MVPの他にも、優秀だった22歳未満の選手の中からヘッドコーチたちの投票で選出されるユーロリーグ・ライジングスターに2年連続で輝いている。5月には、スペインのリーガACB史上最年少となるトリプルダブルを達成した。19歳という若さでこれほどまでの成功を収めたユーロ選手は前例がない。
▼トリプルダブル
ドンチッチはとにかくスキルレベルが高い。フォワードのリバウンド力、ポイントガードのハンドル/パスセンスを持ち合わせたオールラウンドなウィング選手で、10代とはとても思えないほどディフェンスを読む能力に長けており、まるで大ベテランガードのような冷静さでオフェンスを指揮できる。身長2.03m(レブロンと同じ)と、プレイメイカーとしてはサイズがあり、ディフェンダーの上からフロアを見渡せるというのも大きなプラスの一つだ。
特にピック&ロールから放たれるクロスコートパスは、すでにNBAでもトップクラスと言えるほど芸術的な域に達している。
ドンチッチは2018年NBAドラフトで1~3位指名になるだろうとの見方が強い。
参考記事:「euroleague.net」