TunaDrama
  • Home
  • ブログ
  • News
  • Video
  • FIBA
  • Twitter
  • Facebook
マジック・ジョンソン 辞任
2019 4 11

マジック・ジョンソンがレイカーズ球団社長職を辞任

マジック・ジョンソン, レイカーズ, 辞任 0

2018年のオフシーズン、マジック・ジョンソンは「今年と来年の夏で結果を残せなければ辞任する」と発言していたが、自身で設定した期限を待たずにチームと決別することとなった。

ロサンゼルス・レイカーズのシーズン最終戦が行われた現地9日、マジックは試合前に緊急で記者会見を開き、球団のバスケットボール運営部門代表を辞任することを突然発表。報道陣への事前通達などは何もなく、また球団オーナーのジーニー・バスやGMのロブ・ペリンカにすら伝えていなかったという。まさに電撃辞任だ。

マジックは2017年2月にジム・バスの後釜としてレイカーズの球団社長に就任。昨年夏にレブロン・ジェイムスと4年契約を結ぶ大仕事をしたが、その一方で約2年の在任期間中は人事やタンパリングなど批判されることの方が多かった。

ディアンジェロ・ラッセルのトレード

レイカーズは2017年6月にディアンジェロ・ラッセルとティモフェイ・モズゴフをトレード放出し、ネッツからブルック・ロペスと2017年ドラフトの全体27位指名権を獲得。サラリーダンプ(モズゴフの契約処理)が主な目的だ。マジックはトレード後に「ラッセルは素晴らしい選手だが、私が必要としているのはリーダーだ」とコメントしていた。

このトレードで確保したキャップスペースがレブロンにつながり、さらにネッツの27位指名でカイル・クーズマを獲得できたので、戦略としては間違っていなかったのかもしれないが、ドラフト2位指名の若手にわずか2年で見切りを付け、サラリーダンプのために手放すというのはあまり印象が良くない。そしてラッセルは今季にオールスターへと躍進を遂げている。

レブロン獲得後の人事

昨季夏にレブロン争奪戦に大勝利したレイカーズだったが、そこからFAでラジョン・ロンドやランス・スティーブンソン、マイケル・ビーズリーらスリーの苦手なベテラン選手たちと契約。レブロンをシューターで囲む布陣が最も破壊力抜群なのはキャブス時代で証明済みだったので、その体制から遠ざかるようなレイカーズのチーム作りに対し、ファンからだけでなくメディアからも疑問の声が多く上がった。

もともとレイカーズロスターにはロングレンジが得意な選手が少なく、新体制で臨んだ今季もチームのスリー成功率がリーグ29位の33.3%と大苦戦に終わっている。

ズバッツ放出

最も批判されたのは恐らくイビツァ・ズバッツのトレードだろう。

2019年のトレードデッドラインで、レイカーズはマイク・マスカーラを獲得する代わりに、ズバッツとマイケル・ビーズリーをクリッパーズに放出。ディフェンシブ・センターとして徐々に頭角を現していた3年目のズバッツをほぼ見返り無しで手放したレイカーズのフロントオフィスに多くのファンが困惑し、失望した。

しかもトレードの話を持ち掛けたのはクリッパーズではなく、レイカーズからだったとのこと。ESPNの報道によると、クリッパーズでアドバイザーを務める元レイカーズレジェンドのジェリー・ウェストは、ズバッツがタダ同然で転がり込んできたことが信じられなかったらしく、トレード成立後に友人とディナーに出かけた際は笑いが止まらなかったという。

移籍後のズバッツは先発センターとして活躍。クリッパーズのプレイオフ進出に貢献した。

※   ※   ※

ESPNのAdrian Wojnarowski記者によると、在任期間中のマジックはチームを離れることが多く、オフィスにいる時間も限られていたという。

球団社長やGMのポジションは、多くのルールに縛られながら常に難しい決断を迫られる。チームが上手くいかなければ責任を問われ、ファンやメディアから無能と罵られる。特に超名門であるレイカーズの球団トップともなれば、その重圧は相当なものだろう。

マジック自身もそんな環境に息苦しさとやるせなさを感じていたようで、「社長に就任する前の方がハッピーだった。トレードの決断をしなければならない時はハッピーになれない」とコメント。マジックは選手たちに優しすぎるのかもしれない。

「罰金やタンパリング、あれやこれ。私の助言を求める若手選手たちに手を差し伸べられない。ツイートすらできない。ラッセル・ウェストブルックが数日前に偉業を成し遂げた時も、『おめでとう』のツイートができなかった。もしツイートしていれば、タンパリングだと非難されただろう。私はそんな環境を望んでいない。自由になりたいんだ」

参考記事:「NBA」

ウォーカーとウェストブルックが2018-19第25週のプレイヤーズ・オブ・ザ・ウィーク ノビツキーがキャリア最後のホームゲームで30得点!!

Related Posts

2022-23開幕戦 ウォリアーズ

ブログ

NBA2022-23開幕、王者ウォリアーズが20年目突入のレブロン下し白星スタート

デニス・シュルーダー 2022

ブログ

レイカーズがデニス・シュルーダーを1年ミニマム契約で獲得

パトリック・ビバリー レイカーズ

ブログ

プレイオフ復帰目指すレイカーズ、THTトレード放出でベテランガードのビバリー獲得

レイカーズ 2021-22

ブログ

ロサンゼルス・レイカーズがレギュラーシーズン敗退、レブロンのチームで過去最低成績

特集

  • ジミー・バトラー、76er退団を選んだ理由と「ヒート・カルチャー」を語る

    ジミー・バトラー、76er退団を選んだ理由と「ヒート・カルチャー」を語る

    2021年10月1日
  • ポール・ピアース 当時のセルティックスとレイ・アレンの関係を語る

    ポール・ピアース 当時のセルティックスとレイ・アレンの関係を語る

    2015年4月18日
  • ケビン・ラブ 「誰もが何かを抱えている」

    ケビン・ラブ 「誰もが何かを抱えている」

    2019年12月19日
  • ステフィン・カリーがプレイオフ含むキャリア3P成功数で歴代首位に浮上

    ステフィン・カリーがプレイオフ含むキャリア3P成功数で歴代首位に浮上

    2021年11月15日
  • コービー・ブライアント、永久欠番式典にて「夢とは目的地ではなく旅路」

    コービー・ブライアント、永久欠番式典にて「夢とは目的地ではなく旅路」

    2017年12月20日
  • マヌ・ジノビリの永久欠番スピーチ

    マヌ・ジノビリの永久欠番スピーチ

    2019年6月20日
  • ESPN:2021-22シーズンNBAのプレイヤーランキングTop21

    ESPN:2021-22シーズンNBAのプレイヤーランキングTop21

    2021年9月27日
  • レブロンのバスケットボールIQの高さが良く分かる30秒間

    レブロンのバスケットボールIQの高さが良く分かる30秒間

    2017年6月12日
  • カワイ・レナードがフロアにいるとスパーズの失点が増えるのはなぜ?

    カワイ・レナードがフロアにいるとスパーズの失点が増えるのはなぜ?

    2016年12月31日

NEW

  • クリス・ポール ウォリアーズウォリアーズ新加入のクリス・ポール、移籍後初会見でしわくちゃのユニフォームを渡される
  • デイミアン・リラード トレード 2023デイミアン・リラード、もしトレードされるなら「マイアミかブルックリンがいい」
  • スパーズ 1位指名スパーズがウェンビー争奪戦に大勝利、2023NBAドラフト1位指名権獲得!!
  • ヨキッチ 53得点センターとしてプレイオフ史上2人目の50得点超え、ヨキッチが快挙達成も勝利ならず
  • 動物 NBA2023NBAプレイオフ第1ラウンド:動物系チームが全滅
  • ジミー・バトラー 56得点ジミー・バトラーが自己ベスト56得点、ヒートのプレイオフ球団新記録を樹立
  • マルコム・ブログドン シックスマンセルティックスのマルコム・ブログドンが2022-23シックスマン賞受賞
  • ドレイモンド・グリーン 出場停止 2023サボニス踏みつけたドレイモンド・グリーン、1試合の出場停止処分へ
  • ウルブズ ヒート 2023ウルブズとヒートが8位シードで2023プレイオフ進出へ
  • マブス 敗退スターデュオ不発、マブスが4年ぶりのレギュラーシーズン敗退へ

ポピュラー

  • バックボードを粉々にしたマイケル・ジョーダンのダンク、1985年
    バックボードを粉々にしたマイケル・ジョーダンのダンク、1985年
  • 【フォーブス誌調べ】歴代アスリートの生涯収入ランキング: ジョーダンが今なお1位
    【フォーブス誌調べ】歴代アスリートの生涯収入ランキング: ジョーダンが今なお1位
  • カワイ・レナード、やっぱり手が巨大だった
    カワイ・レナード、やっぱり手が巨大だった
  • 【ミニドキュメンタリー】半年のトレーニングで人生初ダンクを決めた170cmのバスケ少年
    【ミニドキュメンタリー】半年のトレーニングで人生初ダンクを決めた170cmのバスケ少年
  • きっと誰かに言いたくなる、NBAの逸話的雑学エピソード4つ
    きっと誰かに言いたくなる、NBAの逸話的雑学エピソード4つ
  • 2011年ヒートの快挙: ビッグ3が同時に30得点/10リバウンド以上を記録した試合
    2011年ヒートの快挙: ビッグ3が同時に30得点/10リバウンド以上を記録した試合
  • 【動画】2013年のベスト・ダンク!?デアンドレ・ジョーダンのアリウープダンク
    【動画】2013年のベスト・ダンク!?デアンドレ・ジョーダンのアリウープダンク
  • NBAで最も多くのブザービーターを決めた選手は誰?
    NBAで最も多くのブザービーターを決めた選手は誰?
  • ケビン・ラブが左肩負傷、オリニクのプレーを批判
    ケビン・ラブが左肩負傷、オリニクのプレーを批判
  • ウォリアーズ新加入のクリス・ポール、移籍後初会見でしわくちゃのユニフォームを渡される
    ウォリアーズ新加入のクリス・ポール、移籍後初会見でしわくちゃのユニフォームを渡される

ランダム

  • スパーズ サマーリーグ【ハイライト】スパーズの2016ラスベガス・サマーリーグ
  • ポール・ジョージ フローターポール・ジョージが2OT残り0.8秒に逆転フローター
  • 2014FIBA アメリカ代表【FIBAワールドカップ】アメリカ代表のトレーニングキャンプメンバー19人を発表
  • ドレイモンド・グリーン トリプルダブルドレイモンド・グリーンが超レアなトリプルダブル達成
  • ボール・アリーナ ナゲッツナゲッツ本拠地のペプシ・センターが「ボール・アリーナ」に改名

アーカイブ

About

  • Home
  • Privacy Policy
  • About

NBAサイト&ブログ

  • Bulls Fan in Japan (シカゴ・ブルズのファンサイト)
© TunaDrama 2025
Powered by WordPress • Themify WordPress Themes