ジノビリが復帰戦でシーズンハイ22得点!!スパーズが今季ホーム30連勝達成
睾丸の手術で2月初めから戦線離脱していたサンアントニオ・スパーズのマヌ・ジノビリが、現地5日に本拠地AT&Tセンターで行われたサクラメント・キングス戦でついに復帰を果たした。
第1Q中盤にスタンディングオベーションを受けながらチェックインしたジノビリは、最初のフィールドゴールアテンプトでスリーを沈めると、その後もカットやドライブで果敢にバスケットをアタックして得点を獲得。後半にはミドルレンジのジャンプショットもよく決まり、最終的に15分30秒の出場でFG11本中8本成功の22得点(自己シーズン最多)をあげ、スパーズのホーム開幕30連勝に大貢献した。
あれほど悲惨な怪我を経験したにもかかわらず、復帰初戦でこれだけアグレッシブにプレーできるハートの強さには感服だ。
「今日のコートで起こったことは、まったく予想していなかったことだ。ポップから数分間プレーさせると告げられ、僕は『わかった』と返事した。シュートを打てなくてもいいと思っていた。とにかくプレーしたかったんだ。すると試合はあのように展開した。気持ちが良かったよ」
– マヌ・ジノビリ
ティム・ダンカン、ラマーカス・オルドリッジ、ダニー・グリーンのスタメン3選手が欠場したこの日のスパーズは、序盤からオフェンスでミスを連発してしまい、前半だけで11ターンオーバーを記録。得意のロースコアな展開に持ち込めたものの、なかなかキングスを突き放すことができず、57-54の僅差でハーフタイムを迎える。
後半に入るとカワイ・レナードが開始から9連続得点をあげ、スパーズは一気に主導権を掌握。第3Q終盤にはジノビリが13得点でテイクオーバーし、ピリオド終了までにリードを19点に広げると、第4Qも大部分で二桁点差を維持したまま勝利を決めた。
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | ||
SAC | 22 | 32 | 13 | 27 | 94 |
SAS | 29 | 28 | 29 | 18 | 104 |
スパーズ(53勝9敗)はジノビリの22得点に加え、レナードがチームハイの25得点、13リバウンド、6アシストをマーク。FG成功率37.5%(24本中9本)とシューティングは不調気味だったものの、オールラウンドな活躍をみせながら大事な場面で点を取り、主力3名不在のチームを引っ張った。
他には、スターターを務めたデビッド・ウェストが12得点、ボリス・ディアウが11得点をそれぞれ記録。ボバン・マリヤノヴィッチは18分のプレータイムで9得点/9リバウンド、約1ヵ月ぶりの出場となったマット・ボナーは6分間で2本のスリーを沈めている。
敗れたキングスは、デマーカス・カズンズがゲームハイの36得点を獲得した。
ボックススコア:「NBA」