マーク・ガソルがレイカーズと2年ミニマムで契約合意
ガソルが“レイカーランド”に帰ってくる!!
ESPNによると現地22日、FAのマーク・ガソルが昨季王者のロサンゼルス・レイカーズと契約合意。契約内容は、2年のベテランミニマムだという。
昨季がNBA12年目だったガソルは、44試合の出場で7.5得点、6.3リバウンドを平均。どちらもキャリアワーストの数字だったが、スリー成功率では38.5%という高水準を維持している。
またディフェンス面でも、全盛期よりはやや衰えているとは言え、さすがは元DPOY。ディフェンスのアドバンスドスタッツでは、多くの指標でリーグトップクラスに入っており、高い守備IQを武器に相変わらずの存在感を発揮していた。
マーク・ガソルにとってレイカーズは、兄のパウ・ガソルの古巣でもある。またマークを2007年にドラフト指名して、NBAの世界に導いたのもレイカーズだ。
レイカーズは2008年2月、当時スペインリーグ在籍中だったマークとの契約権をトレードピースの一部として放出し、グリズリーズからパウを獲得。そこからパウとコービー・ブライアントを中心にリーグ連覇の偉業を成し遂げた。
ESPNによると、時間は違えど、兄弟がそれぞれレイカーズユニフォームを着るのは球団史上初だという。
レイカーズは、ガソルとの契約に必要なスペース確保のため、ジャベール・マギーをクリーブランド・キャバリアーズへとトレード放出している。
レイカーズのオフシーズン
今オフのレイカーズは、ガソルに加え、2020シックスマン賞受賞者のモントレス・ハレルとFA契約。ビッグマンのローテーションが、ハワード&マギーからガソル&ハレルになった。オフェンス面では確実なアップグレードだ。
さらにガード/ウィングの面子も、昨季から大きく変わる。
▼LALロスターの出入り
IN | OUT |
---|---|
モントレス・ハレル マーク・ガソル ウェズリー・マシューズ デニス・シュルーダー | ドワイト・ハワード ジャベール・マギー ラジョン・ロンド エイブリー・ブラッドリー ダニー・グリーン |
昨季プレイオフで活躍したケンテイビアス・コールドウェル=ポープとは、3年/4000万ドルで再契約した。レイカーズが今オフを経て強くなったのか、それとも弱くなったのか?その判断は今のところ難しい。
一方で同都市ライバルのクリッパーズは、モントレス・ハレル退団の穴埋めとしてFAでサージ・イバカを獲得。ラプターズとしては、昨季までのフロントコート主力2人をLAチームに奪われる形となった。
参考記事:「NBA」