NBA史上でマリオvsルイージの直接対決は3度きり
海外掲示板「Reddit」の/r/NBAに投稿されていたとても興味深い情報。
マリオ・チャルマーズといえば、ビッグスリー時代のマイアミ・ヒートで活躍し、チームの2連覇に貢献したポイントガードとして有名。そしてヒート王朝のラストランとなった2013-14シーズン、当時のデトロイト・ピストンズにルイージ・ダトメというイタリア出身の選手が加入した。なんとNBAでは、マリオとルイージが同じフロアでプレイしたことが何度かあったのだ。
マリオとルイージが初めてぶつかり合ったのは、2013年12月8日にデトロイトで行われたヒート対ピストンズ戦。マリオが8得点/4アシスト/3スティールとオールラウンドに活躍したのに対し、念願のNBA入りを果たして間もなかったルイージは2リバウンドのみに終わり、試合はヒートが圧勝した。
マリオとルイージは2015年3月9日の試合で再び相まみえる。初対決から約1年半後のことで、すでにヒートからはレブロン・ジェイムスがいなくなり、ルイージはセルティックスに移籍していた。この再戦では、NBAでそれなりの経験を積んできたルイージが13得点/3リバウンドをマークし(マリオは12得点/4アシスト)、セルティックスが勝利を収めている。
そして2人は、2015年3月25日のヒート対セルティックス戦でキャリア3度目かつ最後の勝負。マリオが6得点/7アシスト、ルイージが6得点をあげて、試合はヒートが制した。
2人が直接対決で記録した通算スタッツは以下の通り:
マリオ | ルイージ | |
得点 | 26 | 19 |
アシスト | 15 | 0 |
リバウンド | 7 | 7 |
マリオは主要スタッツに加えて、試合でも2勝1敗で勝ち越しているので、NBAでのブラザーズ対決は兄の勝利に終わった。
ただチャルマーズの本名が“アルマリオ”なので、2人の対決は「真のマリオvsルイージではなかった」という指摘も出ているかもしれない。
なお2015年ドラフトでマリオ・ヘゾニャがオーランド・マジックから全体5位指名を受けたことにより、ガチマリオがNBAに再来したが、ちょうどその夏にルイージ・ダトメがトルコのリーグに移籍したため、2人が衝突することはなかった(もしかすると国際試合で対戦しているかもしれないが、いちいち調べるのが面倒くさい)。
Image by Keith Allison
参考記事:「Reddit」