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ラプターズ ウォリアーズ 第1戦
2019 6 1

ラプターズが2019NBAファイナル第1戦に勝利

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NBAでは現地5月30日、ゴールデンステイト・ウォリアーズ対トロント・ラプターズの2019年ファイナルシリーズが開幕。第1戦はトロントのスコシアバンク・アリーナで行われ、ホームチームのラプターズが118-109で初戦をものにした。

スティーブ・カーHC指揮下のウォリアーズがファイナル第1戦を落とすのは5年間で今回が初めてとなる。

第1戦でのラプターズは、ダブルチームで徹底的にカワイ・レナードを封じ込めようとするウォリアーズ守備に対し、マルク・ガソルやパスカル・シアカムらがノーマークのスリーを沈めて主導権を握り、前半終了時で10点リードを奪取。

第3Qではウォリアーズがお決まりの反撃モードに入ろうとする中、ラプターズはシアカムやレナードの奮闘で何とかリードを維持すると、3点差まで迫られた第4Q残り10分30秒から10-1のランで再び点差を二桁に広げ、そのまま最後まで逃げ切った。

球団史上初となるファイナル白星を手にしたラプターズは、シアカムがポストシーズンキャリアハイの32得点、8リバウンド、5アシスト、2ブロックで大活躍。ファイナルデビュー戦での得点としては、2012年のケビン・デュラント(36得点)以降で最多となる。

ミルウォーキー・バックスとのイーストファイナルではオフェンス面でやや精彩を欠いていたシアカムだったが、この日はレイアップやフローターだけでなくミドル~ロングレンジショットも絶好調で17本中14本のフィールドゴールに成功。

ジョエル・エンビードやブルック・ロペスら強力なリムプロテクターがいないウォリアーズのインサイドを序盤から攻めまくり、ファウルトラブルに陥っていたドレイモンド・グリーンを圧倒した。

ラプターズはシアカムの他、レナードが23得点/5アシスト、ガソルが20得点/7リバウンド、フレッド・バンブリートが15得点をマーク。

ようやくショットのリズムを掴んだダニー・グリーンが7本中3本のスリー成功から11得点を獲得し、カイル・ラウリーはFG9本中2本の7得点に終わったが、9アシストを記録しつつテイクチャージなどボックススコアに表れない部分で活躍して勝利に貢献した。

ラプターズの守備

第1戦ではラプターズのチームディフェンスが本領発揮。ややファウルをし過ぎた印象があったものの、守備での連携が素晴らしかった。

的確なローテーションでパスレーンを潰しつつ、クローズアウトやインサイドへのヘルプ&リカバリーを迅速に行い相手のイージーショットを制限。ウォリアーズにタフショットのミスやターンオーバーを何度も出させ、そこから自身のトランジション得点に繋げた。

またラプターズはウォリアーズのピック&ロールにも見事に対応。

This is where GSW's lack of spacing can be killer. 2 guys on Steph on the drag screen, he gets it to Draymond and they can't get anything good out of it #NBACast https://t.co/wvheto2TvB pic.twitter.com/1TjYS4SuJu

— Nate Duncan (@NateDuncanNBA) May 31, 2019

ステフィン・カリーがピック&ロールでダブルチームを引き付け、ドレイモンド・グリーンが4対3を攻める。このプレイはブレイザーズとのシリーズで終盤の必勝パターンとなっていたが、守備ローテーションに優れたラプターズ相手では、ケビン・デュラント離脱によるシューター不足がエクスキューションに大きく響いた。

上の動画でも、スリーが打てないケボン・ルーニーとショーン・リビングストンがダンカースポットに陣取ってスペーシングを食いつぶしいるため、グリーンの選択肢が狭まってしまっている。

カリーがドリブルでトラップを突破するポゼッションも何度かあったが(特にガソルがスクリーナーのディフェンダーだった際)、その場合のラプターズは4選手がカリーを追いかけるような形で対応。バックスとのカンファレンスファイナルでもそうだったが、ラプターズはペネトレーションに対して即座に壁を作ってペイントエリアを封鎖するのが本当に上手い。

恐らく今季のラプターズは、ここ5年間のウォリアーズがプレイオフで対戦してきた中で最強のディフェンスチームだといえるだろう。

敗れたウォリアーズは、カリーがゲームハイの34得点、クレイ・トンプソンが21得点を獲得。ドレイモンド・グリーンは10得点、10アシスト、10リバウンドで、今季プレイオフ5回目のトリプルダブルを記録した。ESPNによると、1ポストシーズンで5回以上のTDを達成するのは、ウィルト・チェンバレン、オスカー・ロバートソン、マジック・ジョンソンに次いで、グリーンが史上4人目だという。

Draymond Green picked up his 3rd triple-double in as many games. Making him the 3rd player with 3 straight triple-doubles in NBA postseason history (Wilt Chamberlain & Russell Westbrook).

His 5 triple-doubles this postseason are T-3rd most by any player in a single postseason. pic.twitter.com/PG9rIX8FlS

— ESPN Stats & Info (@ESPNStatsInfo) May 31, 2019

ウェスト制覇から10日ほど間があいたため集中力が薄れてしまったのか、この日のウォリアーズはトランジションディフェンスが酷く、フィールドゴールを決めたポゼッションでも守備の戻りにもたついてラプターズに速攻での得点を許してしまうことがあった。

またロケッツとのカンファレンス・セミファイナルでは、初戦のティップオフからドレイモンド・グリーンをセンターに置く最強ラインアップで試合に臨んでいたが、ラプターズとのファイナル第1戦ではグリーン5番のラインアップを一度も起用していない。カーHCが本当のピンチに陥るまで切り札を使わないのは昔からで、まだ余力を残している印象だ。

ラプターズとウォリアーズのファイナル第2戦は現地6月2日にスコシアバンク・アリーナで行われる。

ボックススコア:「NBA」

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