マット・ボナー 「昨季のシュートスランプはiPhone 6のせい」
2014-15シーズンのマット・ボナーは、例年よりもややシュートの調子が悪かった。
過去6年で自己最多となる72試合への出場(19試合でスタメン出場)を果たしたが、スリーポイントシュートの成功率はそれまでのキャリア平均だった41.7%から36.5%へと転落。まだまだリーグの3Pアベレージ(35%)を上回ってはいるものの、ボナー水準で考えれば、やはりスランプだと言わざるを得ない。
ボナーいわく、シューティング不振はあくまで昨季中盤に肘を痛めていたせいで、決して選手として衰えたからではないという。そして肘を悪くした原因は、サイズが大きくなったiPhoneの新モデルにあるとみているようだ。
※以下、『Concord Monitor』紙のインタビュー記事より:
「言い訳するのは好きじゃないし、言い訳は絶対にしないように育てられた。だけど昨季は、肘関節の調子が凄く悪い期間が2か月半ほどあったんだ。その間は、シュートを打つのがとても苦痛だった。ボールをキャッチする前から、『これは痛いだろうな』、と顔をしかめるような状態だったよ」
「みんな笑い話だと思うかもしれないが、肘を悪くした原因について僕はこうみている。新しく登場したiPhone 6は、従来のモデルよりもずいぶんとサイズが大きくなった。そのモデルに変えたせいで、携帯電話を使うのが負担になったんだ。正直なところ、それが肘関節炎の原因だと思っているよ」
– マット・ボナー
確かにスマホのサイズが大きいと、寝転がって使う時に腕が痛くなってくる。ボナーの機種がiPhone6なのか、それともiPhone6 Plusなのかは明らかになっていない。
昨季のボナーは、肘を痛めていたとされる12月前半から2月のオールスターブレイクにかけて、スリーポイントの成功率が32.4%(77本中25本成功)に低下。反対にその前後では、キャリア平均以上の42.8%(49本中21本)を記録している。
▼ボナー・オン・ファイアー、11月17日76ers戦
現在FAでまだ契約先が決定していないボナーだが、来季もスパーズでのプレーを希望している様子。
「スパーズに戻りたいと願っている。9年もいたからね。この球団でプレーすること、そしてチームメイトやコーチ、スタッフ、ファン、そこにいるみんなが大好きだ」
「住み慣れた場所から離れるのは好ましくない。家族や僕自身にとってもね。でも、誰かが魅力的な契約をオファーをしてくれるのなら、考えるよ。どうなるかはわからないけど、もし何らかの理由でスパーズが僕を連れ戻さないのであれば、プランBに移って、別のチームを見つけなければならない」
– マット・ボナー
Image by Keith Allison/Flickr
参考記事:「Fox Sports」