ジャリル・オカフォーがネッツにトレード移籍
ジャリル・オカフォーがついに解放される。
NBAでは現地7日、ブルックリン・ネッツとフィラデルフィア・76ersの間でトレードが成立。ネッツはフォワード/センターのトレバー・ブッカーを放出し、シクサーズからオカフォーとニック・スタウスカス、2019年ドラフト2巡目指名権を獲得した。
オフシーズンには“ほぼビーガン”のダイエットで約9キロのシェイプアップに成功したというオカフォーだが、今季のシクサーズロスターではほとんど活躍の機会を見つけられず、開幕23試合でフロアに立ったのは合計でわずか25分のみ(2試合)。ブレット・ブラウンHCは、すでに勝敗が決した第4Qのガベージタイムにすらオカフォーを出場させなかった理由について、「敬意を払っているため」と説明している。
そんな状況にフラストレーションを感じていたオカフォーは、以前から「トレードかバイアウトを望んでいる」と公言しており、また同期のデビン・ブッカーも11月末に「ジャーを解放せよ」とTwitterに書き込むなどしてメッセージを発信していたが、ようやくそれが実現。これで今季ネッツは、2015年ドラフトの2位指名と3位指名の選手をトレードで手に入れることとなった(ディアンジェロ・ラッセルが2位でオカフォーが3位)。
ルーキーシーズンには平均17.5得点、7.0リバウンドを優秀な数字を残したオカフォーは、優れたフットワークを持っているものの、近年のリーグで重宝されるタイプのビッグマンではなく、オフェンスで効果的に活躍できる場所はゴール下でのポストアップのみと非常に限定的。また守備やリバウンドの評価も低く、カレッジではパスやダブルチームさばきが上手いとされていたが、今のところその能力を発揮できていない。ネッツのケニー・アトキンソンHCがどのようにオカフォーを起用していくのか楽しみだ。
Image by Ian D’Andrea
参考記事:「NBA」