【第2戦】ハーデン不在のネッツがバックスに39点差の圧勝、シリーズ2勝0敗へ
NBAでは現地7日、ブルックリン・ネッツとミルウォーキー・バックスがバークレイズ・センターでイースト準決勝第2戦を対戦。ネッツが125-86でバックスを完膚なきまでに打ち負かし、シリーズを2勝0敗とした。
この日の試合は、ネッツが終始バックスを圧倒。第1Qを36-19で上回ると、ハーフタイムにはリードを24点に拡大し、後半からはずっとガベージタイム状態だった。
第2戦でのネッツは、ケビン・デュラントが33分の出場でFG18本中12本成功からチームハイ32得点、6アシストをマーク。バックスは、ヤニス・アデトクンボやドリュー・ホリデー、PJ・タッカーら優秀なディフェンダーを交代でぶつけたが、デュラントはそれらをジャンプショットやペネトレーションからことごとく突破した。
これでデュラントは、今季ポストシーズン4回目の30得点超えを達成。あと1つで、ビンス・カーターが保持(5回)する1プレイオフにおけるネッツの球団最多記録に並ぶ。
ネッツはデュラントの他、カイリー・アービングが22得点、ジョー・ハリスとブルース・ブラウンがそれぞれ13得点を獲得。7得点/8リバウンドをあげたブレイク・グリフィンは、ハッスルプレイやダンクでチームを盛り上げつつ、アデトクンボの守備でも大活躍した。
▼豪快なプットバック
惨敗を喫したバックスは、アデトクンボが18得点/11リバウンド、クリス・ミドルトンが17得点、ドリュー・ホリデーが13得点をマーク。20得点を超えた選手がゼロで、第1戦に続きこの日もスリー27本中8本成功と、ジャンプショットのリズムを掴めなかった。
また守備面では、ネッツが展開するペリメーターでのスクリーンプレイに大苦戦。中盤にはゾーンディフェンスで対応しようとするが、外のシュートですぐに切り崩されてしまった。ガード選手の上から簡単にスリーを打てるデュラントにゾーンはあまり通用しない。
今季ポストシーズン一の大激闘が期待されていたネッツ対バックスのシリーズだが、最初の2試合はネッツがジェイムス・ハーデン不在ながらも圧勝。第3戦は2日間のオフを経て現地10日にミルウォーキーで行われる。
ボックススコア:「NBA」