ナゲッツがウォリアーズを破り開幕3連勝
昨季王者のゴールデンステイト・ウォリアーズに今季最初の黒星を与えたのは、6年ぶりのプレイオフ進出を目指すデンバー・ナゲッツだ。
ナゲッツは現地21日、本拠地ペプシセンターで行われたウォリアーズとのホームゲームに100-98で勝利。バック・トゥ・バックの2試合目で、さらに前日の試合で主力のウィル・バートンが負傷離脱と、不安要素だらけだったが何とか乗り切り、今季無敗(3勝0敗)の維持に成功した。
この日のナゲッツは立ち上がりが悪く、第1Qで17点しかスコアできずに序盤で12点ビハインドに陥ったが、第2Qからニコラ・ヨキッチとゲリー・ハリスがリズムを掴み始めて反撃。ハーフタイムで1ゴール差まで追いつくと、第3Q中盤から28-15のランを展開し、第4Q残り8分30秒で13点リードを奪取する。
▼ベンチも奮闘
エルナンゴメスの決勝ブロック
そこからウォリアーズは、ステフィン・カリーの連続得点で一気に巻き返し、試合は残り1分30秒で同点。その後は両チームともフィールドゴールを決められずに膠着状態となる中、ナゲッツはフリースローを稼いで残り時間7秒で2点リードを奪うと、フアンチョ・エルナンゴメスがウォリアーズのラストポゼッションでレイアップを背後からブロックし、勝利を決めた。
ナゲッツは、ゲリー・ハリスが28得点、ニコラ・ヨキッチが23得点/11リバウンド/6アシストでチームを牽引。他に二桁得点を記録したのはメイソン・プラムリーの11得点のみだったが、各ピリオドでウォリアーズの得点を30点未満に抑える好守備を展開した。
昨季はオフェンス力の高さが売りだったナゲッツだが、今季はディフェンスが非常に良く、ハイスコアなゲームばかりの今季リーグで開幕からすべての試合で失点を100点未満にセーブ。まだ3試合を終えたばかりなので、あまり有用なデータではないが、守備効率(100ポゼッション当たりの失点)では30チーム中でダントツ1位の92.9点を平均している。
シーズン初敗北を喫したウォリアーズは、カリーが30得点/6アシストで奮闘。今季のウォリアーズは、カリーを除いた主力選手、特にケビン・デュラントとクレイ・トンプソンのロングレンジの調子が悪く、3試合を終えた時点でチームのスリー成功率がリーグ24位の32.4%となっている。
ボックススコア:「NBA」