ナゲッツが後半19点差から大逆転勝利、LACとのシリーズを第7戦に持ち込む
デンバー・ナゲッツが昨年のプレイオフから4シリーズ連続で第7戦に突入だ。
NBAでは現地13日、ナゲッツがロサンゼルス・クリッパーズとの第6戦で後半の大量得点差を跳ね返し、111-98で勝利。1勝3敗の崖っぷちから2連勝をあげ、カンファレンス・セミファイナルを第7戦に持ち込んだ。
この日のナゲッツは、ニコラ・ヨキッチが34得点、14リバウンド、7アシストでチームを牽引。後半開始直後に19点ビハインドを背負う大ピンチに陥ったが、そこから守備のギアを上げてクリッパーズのリズムを狂わせ、大逆転劇に繋げた。
ナゲッツは、第3Q中盤に17-0のランで怒涛の猛反撃を展開。さらに第4Qは、チーム合計で9本中7本のスリーを沈め、ピリオド得点34-19でクリッパーズをアウトスコアした。
第5戦でのナゲッツは、第3Q以降の守備の切り替えが見事で、後半のクリッパーズをわずか35得点に抑えている。
後半に入ってからはリムを優先的に封鎖しつつ、クリッパーズのトランジション得点も最小限に制限。ハーフコートDでは、特にゲリー・ハリスやトーリー・クレイグ、マイケル・ポーターJr.らフォワード陣のローテーションやスクリーンに対するリカバリー、ヘルプディフェンスが素晴らしかった。
悪夢再来?
第4戦での勝利でシリーズに王手をかけていたクリッパーズだが、カワイ・レナードという絶対的なクローザーがいながら、なかなかナゲッツにとどめを刺せない。正直、ここまでシリーズが長引くとは思わなかった。
第5戦では後半の15点リードを棒に振り、さらに第6戦でも後半19点リードから大逆転負け。1勝3敗の圧倒的有利な状況からメルトダウンした2015年ロブ・シティの悪夢を彷彿させる嫌な展開となっている。
同日のクリッパーズは、ポール・ジョージが33得点/5スティール、カワイ・レナードが25得点/5アシストで奮闘するも、チーム全体で二桁得点をあげたのは4選手のみ。特に後半は、レナード、ジョージ、ルー・ウィリアムズ以外の選手の合計得点がわずか2点に終わった。
もしクリッパーズが第7戦に勝利すれば、フランチャイズ史上初のウェストファイナル進出となる。ロールプレイヤーたちがどれだけ活躍できるかが、カギとなりそうだ。
ボックススコア:「NBA」