ヨキッチのアシストからモリスが逆転ブザービーター、ナゲッツがウォリアーズに劇的勝利
デンバー・ナゲッツは現地16日、チェイス・センターで行われたゴールデンステイト・ウォリアーズ戦の第4Q最後のポゼッションで、モンテ・モリスが逆転ブザービーターに成功。リーグ2位のウォリアーズから劇的な金星を手にするという最高の形で、1週間のオールスターブレイクを迎えることとなった。
この日の試合では、ウォリアーズに終始主導権を握られていたナゲッツ。第4Q残り90秒を切った時点で7点ビハインドと窮地に立たされていたが、そこから8-0のランで猛反撃を仕掛け、残り時間15秒に初めてのリード奪取に成功する。
その直後にステフィン・カリーの3点プレイですぐにリードを奪い返されてしまうが、それでもナゲッツの勢いは止まらず。2点ビハインドで迎えた最後のポゼッションでは、ニコラ・ヨキッチがペイントエリアに攻め入ってダブルチームを引き付けると、クロックぎりぎりでノーマークのモンテ・モリスにキックアウト。絶妙なアシストを受け取ったモリスは、終了のブザーと同時に逆転決勝弾となるスリーを沈めた。
▼久々に“ハック戦略”を見た気がする
クイックリリースからブザービーターを決めたモリスはもちろんだが、この状況で強引にシュートにいかず冷静にフロアを読めたヨキッチのコートビジョンが本当に凄い。
敵地で格上チームを破り、今季成績を33勝25敗としたナゲッツは、ヨキッチがゲーム最多の35得点、17リバウンド、8アシストで大活躍。ブリン・フォーブスがベンチから22得点で勝利に貢献した他、ゲームウイナーを決めたモリスが13得点/6アシストをあげている。
▼ヒーローとなったモリスにウォーターシャワー
なお現地メディアによると、負傷離脱中のジャマール・マレーとマイケル・ポーターJr.がレギュラーシーズン終了までに戦線復帰できる見込みが強いとのこと。もし2人が80~90%の状態でプレイオフに臨めるなら、ナゲッツは今季ウェストポストシーズンのダークホースになるかもしれない。
一方で敗れたウォリアーズ(42勝17敗)は、ステフィン・カリーが25得点/6アシストで奮闘。同日には、ペイサーズのクリス・デュアルテに代わって、ジョナサン・クミンガが今季オールスターフライデーの「ライジング・スター」に出場することが決まった。
ボックススコア:「NBA」