ジミー・バトラーが残り6秒に同点のFTをミス、ピストンズの“揺さぶり”が効いた?
ジミー・バトラーはどんな勝負所でもプレッシャー負けしない強いハートの持ち主だ。これまでに何度もクラッチプレイでチームを勝利に導いており、NBA.comのJohn Schuhmann記者によると、ここ2シーズンでのバトラーはクラッチタイムに76本中72本(95%)のフリースローを成功させていたという。ただ現地19日に行われたミネソタ・ティンバーウルブズ対デトロイト・ピストンズ戦の正念場では、残念ながら思い通りにいかなかった。
ピストンズの3点リードで迎えた第4Q残り6.2秒、窮地に立たされていたウルブズは、バトラーがスリーポイントラインからシューティングファウルをドローして3本のフリースローを稼ぎ、最初の2本を沈めて1点差に接近。次を決めれば同点で、ミネソタ本拠地のターゲットセンターが固唾を呑んで見守る中、ピストンズの選手はバトラーに揺さぶりをかけてやろうと考えたのかもしれない。レジー・ジャクソンが2本目と3本目の間に何かを叫びながら突然キーに入り込み、バトラーの目の前でチームメイトのスタンリー・ジョンソンとやり取り。それに対してバトラーは、呆れ顔で軽くジャクソンを睨みつけるが、それで少しリズムを狂わされてしまったのか、同点のフリースローに失敗してしまう。
リバウンドを確保したピストンズは、トバイアス・ハリスがフリースローを2本沈めて勝利を確定。そもそも勝敗を左右する緊迫した状況で3本連続でフリースローを決めること自体が難しく、ピストンズの揺さぶりが実際にどれだけバトラーの心を乱すのに貢献したのかはわからないが、ああいった些細なことが大きく影響する場合もある。
よくわからない行動でフリースローの邪魔をする選手といえば、やはりラジョン・ロンド。
ちなみにバトラーも昨季にピストンズと対戦した時には、相手のフリースローでがっつりと煽りを入れていた。
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ボックススコア:「NBA」