マレーとパートルのキャリア新記録もスパーズがOTでレイカーズに敗北
現地26日、サンアントニオ・スパーズのデジャンテ・マレーとヤコブ・パートルが本拠地AT&Tセンターで行われたロサンゼルス・レイカーズとの試合でそれぞれ自己ベストを更新する活躍を見せた。
マレーは40分の出場で21得点、12リバウンド、キャリアハイ15アシストをマーク。フィールドゴール24本中9本成功とシューティングで精彩を欠いていたが、その他の部分、特にディフェンスでは素晴らしい仕事をこなし、通算5回目のトリプルダブルを達成した。
20得点&15アシスト以上でのトリプルダブルはスパーズ史上初。トニー・パーカーでも記録したことのないスタッツだ。
先発センターのパートルは、FG成功率76.5%(17本中13本)からキャリアハイ27得点、14リバウンド、3ブロックを記録。リーグ屈指のサイズを誇るレイカーズのフロントコート相手にスクリーン&ロールやオフェンスリバウンドなどから果敢にリムを攻め、力強いフィニッシュを何度か見せた。
▼第4Q中盤のダンクが最高
▼ヘディングでのワンツーパスも披露
マレーとパートルのキャリアナイトに加え、スパーズはロニー・ウォーカーが21得点、デビン・バッセルが19得点で奮闘。さらにリバウンドやアシスト、スリー成功数でレイカーズを上回ったが、それでも勝利を掴むことはできなかった。
ウェストブルックが絶好調
リードチェンジを繰り返す大接戦となったこの日のレイカーズ対スパーズ戦。レイカーズは、レブロン・ジェームズが足首の負傷で欠場していた。
スパーズは1ゴール差で迎えた第3Q終盤にロニー・ウォーカーの3連続スリーで勢いに乗ると、最終ピリオド開始時までにリードを12点に拡大。ゲームの主導権を完全に握ったかに見えたが、その後レイカーズが第4Qを29-17でアウトスコアして巻き返し、試合を延長戦に持ち込む。
オーバータイムでは、ラッセル・ウェストブルックとアンソニー・デイビスが敵陣のリムを攻めてテイクオーバー。スパーズはパートルのボールスクリーンを軸に食い下がり、OT残り時間1分30秒で同点に追いつくも、そこから得点をあげられずに終わった。
▼レイカーズハイライト
今季2勝2敗としたレイカーズは、アンソニー・デイビスが35得点/17リバウンド/4ブロック、ラッセル・ウェストブルックが33得点/10リバウンド/8アシストでレブロン不在のチームを牽引。プレシーズンを含めて不調が続いていたウェストブルックだが、ようやく真価を発揮した。
レイカーズの今後の課題は、レブロンとウェストブルックがどのようにお互いの良さを引き出しながらフィットできるか。2日前に行われたメンフィス・グリズリーズ戦のクラッチタイムでは、レブロン-ウェストブルック-デイビスへと繋がる理想的なビッグスリーのコネクションが炸裂した。
レブロンがオンボールで、ウェストブルックがスクリーナーとなる1-3のピック&ロールアクション。
まずレブロンがダブルチームを引き付け、スクリーンからショートロールしたウェストブルックにパス。ウェストブルックは4on3でレーンに攻め入りって敵チームのセンターをおびき寄せ、フリーになったゴール下のデイビスにアシストを繋げた。
こういったプレイを安定してできるようになれば、レイカーズオフェンスの幅は大きく広がる。
ボックススコア:「NBA」