ゴールデンステイト・ウォリアーズとユタ・ジャズが今シーズン無敗を維持
2021-22シーズン開幕からちょうど1週間、ウェスタンカンファレンスでは2チームが無傷をキープしている。昨季プレイ・インで敗退したゴールデンステイト・ウォリアーズと、昨シーズン首位のユタ・ジャズだ。
ウォリアーズは現地26日、ペイコム・センターで行われたオクラホマシティ・サンダー戦に106-98で勝利。2012-16シーズン以来6年ぶりとなる開幕4連勝を達成した。
この日のウォリアーズは、ステフィン・カリーが23得点、アンドリュー・ウィギンスが21得点、デミオン・リーが20得点で、合計3選手が20得点超え。前半のFG成功率がわずか39%と立ち上がりが悪く、第2Qに最大15点ビハインドに陥ったが、第3Qを33-17の大差で上回って逆転すると、そのまま最後までリードを維持した。
敗れたサンダーは、今オフにマックスでの延長契約を獲得したシェイ・ギルジアス・アレクサンダーがゲームハイ30得点で奮闘。今季のサンダーはまだ白星がないままだ。
一方のジャズは、本拠地ビビント・アリーナでデンバー・ナゲッツと対戦。1点リードで迎えた最終ピリオドを31-20で上回って白星をゲットし、今季成績を3勝0敗とした。
同日の試合では、昨季DPOYのルディ・ゴベアが23得点、16リバウンドで大活躍。ジャズはベンチ得点42-13でナゲッツに大差をつけた。
ヨキッチ負傷
なおこの日のジャズ対ナゲッツ戦では、前半に肝を冷やすシーンがあった。
第2Qの終盤、ニコラ・ヨキッチとゴベアがローポストでマッチアップした際、ヨキッチの右ひざがゴベアのひざと激しく衝突。ヨキッチは膝を抱えながらフロアにうずくまり、ハーフタイムを待たずしてロッカールームへと下がっていった。
そのまま途中退場となったヨキッチだが、幸いながら怪我自体はそれほど深刻なものではないとのこと。ハーフタイムでのウォームアップにはフロアに戻っていたが、ナゲッツのマイク・マローンHCは大事を取ってヨキッチを休養させる決断をしたという。
「ハーフタイムにウォーミングアップしていたニコラに聞いたんだ、『膝の調子はどうだ?』と。するとニコラが『少し違和感がある』と言ったので、彼を休ませることに決めた。私の決断だ。彼に決めさせるわけにはいかない」
「もしニコラに決断を任せたら、彼はすべての試合に出ようとするだろう。彼はそんな人間だ。だから時には私が決断を取り上げる必要がある。もし彼が『違和感がある』と感じているのであれば、後半をプレイさせる理由はないよ」
マイク・マローンHC
前半15分の出場だけでFG9本中8本成功の24得点、6リバウンド、6アシストと絶好調だったこの日のヨキッチ。キャリアハイも十分にあり得たパフォーマンスだったので途中退場がとても残念だ。
ボックススコア:「NBA」