ポポビッチHC、通算勝利数で歴代コーチ5位に
サンアントニオ・スパーズが現地2日、マディソン・スクウェア・ガーデンで行われたニューヨーク・ニックスとの試合に100-91で勝利。グレッグ・ポポビッチHCにとってはNBAでのコーチングキャリアで通算1176勝目となり、ジョージ・カールを追い抜いて歴代5位に浮上した。
もしスパーズがシーズン60勝に届けば、ポポビッチHCは今季中に4位のパット・ライリーに追いつく(それにはシーズン残り44試合で34勝以上が必要なのでかなり難しいが…)。そして来季にはトップ3に入るのがほぼ確実だろう。
▼歴代HC勝利数ランキング
HC | 勝利数 | |
1 | ドン・ネルソン | 1335 |
2 | レニー・ウィルキンス | 1332 |
3 | ジェリー・スローン | 1221 |
4 | パット・ライリー | 1210 |
5 | グレッグ・ポポビッチ | 1176 |
6 | ジョージ・カール | 1175 |
7 | フィル・ジャクソン | 1155 |
今季成績を26勝12敗としたスパーズは、ラマーカス・オルドリッジがゲーム最多の29得点をマーク。復帰7試合目のカワイ・レナードは今季初めて30分以上プレイし、シーズンハイの25得点/8リバウンド/4アシスト/4スティールとオールラウンドに活躍したが、コンディションはまだまだ100%ではなく、第4Q終盤のクラッチタイムはベンチで見守った。
▼レナード
勝率5割未満に転落したニックス(18勝19敗)は、マイケル・ビーズリーがチームハイの18得点、クリスタプス・ポルジンギスとランス・トーマス、コートニー・リーの3選手がそれぞれ13得点を記録している。
▼ビーズリー!
▼ジノビリも負けじと
このジノビリのラッキーショットは、あまりにもイレギュラーで一瞬の出来事だったためか、当初は得点としてカウントされず、ニックスがリバウンドを取ったような形で攻撃に移っていたが、スパーズの選手やベンチが激しく抗議し、映像判定を経て、ようやく正式にスコアボードにスリーとして記録された。ポポビッチHCも審判と同じく、最初はマヌのパス/ショットが入ったことに気づかなかったらしい。
「正直なところ、まったく気づかなかったよ。するとスタッフのみんなが私を掴んで、『ボールは入った』と言うんだ。そこで私も『その通りだ。ボールは入っただろ』と叫んだよ。最初からすべて分かっていたような振りをしながらね」
– グレッグ・ポポビッチ
なおこの日は、NBA史上最年長フランス人選手(トニー・パーカー、35歳)と史上最年少フランス人選手(フランク・ニリキナ、19歳)が対戦した試合でもあった(パーカーもルーキーシーズンは19歳だったが、デビュー時はニリキナの方が数カ月若かった)。
ボックススコア:「NBA」