グレッグ・ポポビッチHCがスパーズと3年の契約延長か
今年で70歳となったサンアントニオ・スパーズの名将グレッグ・ポポビッチ。「2020年の東京五輪でコーチングキャリアに終止符を打つのでは」などという噂が以前から出ていたが、もしかするとその先もしばらく現役を続けることになるかもしれない。
ESPNのAdrian Wojnarowski記者が関係者から得た情報よると、今季いっぱいで5年契約が満期となったポポビッチHCだが、2019-20シーズンも引き続きスパーズを指揮する意思はすでに固いとのこと。新たな契約期間は3年になると見られている。
契約はまだ成立しておらず、詳細なども明かされていないが、ESPNによれば、年俸はヘッドコーチとしてリーグ最高額になる模様。
ポポビッチHCは現地4月30日に行われたシーズン最後の記者会見で、「スパーズを含む3チームと交渉中だ」(他の2チームはイタリアリーグ)と契約についてジョークを交えながら話し、「それでは夏を楽しんでくれ。また秋に笑い合おう」と記者たちに告げてインタビューを締め括った。
今季のスパーズは、ジノビリやパーカー、レナード、グリーンら長年チームのコアを担った選手たちの退団でロスターが激変するも、シーズン48勝34敗で勝ち越して、22年連続でのポストシーズン出場を達成。残念ながら第1ラウンドでの敗退となったが、ポポビッチHCはレギュラーシーズンとプレイオフを合わせたコーチングキャリア通算勝利数(1415勝)で歴代首位に浮上する偉業を成し遂げた。
「選手たちの成長を見ることができたので、とても楽しめたシーズンだった。新加入の選手たちは、月を追うごとに成長できるような環境を自分たちで作り出した。それは我々コーチにとって最高に喜ばしいことだよ」
– グレッグ・ポポビッチ
またポポビッチHCは、2019-20シーズンに向けた課題についても言及。そのうちの一つは、デマー・デローザンとラマーカス・オルドリッジにもっと積極的にスリーを打たせるようにすることだという。
なおデローザンの契約はまだ2年残っているが、スパーズは今オフに延長契約をオファーすることができる。
参考記事:「ESPN」