4位指名のスコッティ・バーンズが2021-22シーズン新人王、ラプターズ史上3人目の快挙
NBAは現地4月23日、2021-22シーズンのルーキー・オブ・ザ・イヤー受賞者を発表。トロント・ラプターズのスコッティ・バーンズが選出された。1996年のデイモン・スタウダマイアーと1999年のビンス・カーターに次いで、ラプターズから球団史上3人目の新人王誕生だ。
100人のスポーツライター達による投票の結果、バーンズは1位票48票で378ポイントを獲得。2位はクリーブランド・キャバリアーズのエバン・モーブリーで363ポイント(1位票43票)。バーンズとモーブリーの差はわずか15ポイントだ。NBAによると、2002-03シーズンから採用された今の新人王投票のフォーマットにおいて、最も僅差での決着だという。
3位はデトロイト・ピストンズのケイド・カニングハムで153ポイント。今年の新人王レースで1位票を獲得したのは、この3選手のみだった。
▼2022ROY投票詳細
フロリダ州立大ではベンチ出場のシックスマンを務めていたスコッティ・バーンズは、そのフィジカルと将来性を高く評価され、2021年ドラフト全体4位指名の高順位でラプターズに入団。ドラフト時には数年後を見据えたポテンシャル枠と見られていたが、デビュー後すぐにNBAのスターターとして十分に通用するレベルの活躍を見せ、シーズン開幕3週目にはスーパースターのケビン・デュラントが「冷静にゲームを読む力が備わっている。彼の年齢でそれができる若手は稀だ」と大絶賛したほどだ。
ルーキーシーズンのバーンズは、74試合の出場で15.3得点、7.5リバウンド、3.5アシスト、FG成功率49.2%を平均し、ラプターズのプレイオフ進出に大貢献。平均リバウンドで今季新人2位、得点とアシスト、スティールで3位、FG成功率とブロックで4位とオールラウンドな数字を記録している。
同日のラプターズは、本拠地スコシアバンク・アリーナでバーンズのROY授与式を終えた後、フィラデルフィア・76ersとファーストラウンド第4戦を対戦。110-102で76ersを下して今季ポストシーズン初勝利をあげ、シリーズ1勝3敗でスウィープを回避した。
参考記事:「NBA」