デビッド・ロビンソン「ダンカンはあと2~3年やれる」
ティム・ダンカンは来季も現役を続けるのか?それともこれで終わりとなってしまうのか…?スパーズファンにとっては落ち着かない日々が続く。
今季のダンカンは、ついに年齢による衰えがプレーに大きく表れたという印象だ。シーズンの平均得点は初めて一桁台に落ち(キャリア平均半分以下の8.6得点)、出場時間やリバウンド数もキャリアワースト。ウォリアーズのアップテンポなスタイルにはついていけず、プレーオフでも若くて身体能力が高いサンダーのビッグマンに圧倒された。来季になれば、さらに苦戦することになるだろう。
それでも、ゴール下でのリムプロテクションや守備統率力、リーダーシップはまだまだ健在。コート上での生産力が落ちても、ロスターにいるだけでチームを良い方向へと導けるプレーヤーで、ダンカンの現役続行を望む声は非常に多い。元スパーズのスーパースターでバスケットボール殿堂入りを果たしたデビッド・ロビンソンもその一人だ。
先日、『SiriusXM NBA Radio』の番組にゲスト出演したロビンソンは、ダンカンの去就について「あと2~3年はやれる」とポジティブな意見を述べた。
「ティムは素晴らしい状況にいると思う。彼という存在、そしてコート内外で彼がチームにもたらす影響力を尊重しなければならない。ティムは今でも結果を出せる選手だ。48分間チームを引っ張れる存在ではなくなったが、プレーオフではチームメイトとして欲しい選手だ。バスケットボールを理解しており、正念場でファインプレーを決められる。今でもポストでは脅威であり、相手チームは彼(のポストアップ)に注意を払わなくてはならない。もしティムがその気なら、あと2~3年はプレーできるだろう」
– デビッド・ロビンソン
▼今季で40歳となったTD
スパーズのプレーオフ敗退から3週間となるが、ダンカンは去就についてまだ何も言及していない。チームがFA活動を本格的に始める6月末までには答えが聞けるはずだ。
ファンとしては、何とかあと1シーズン続けて欲しい。ただ、もしこのまま引退することになっても、大敗ながら最後までフロアに立ち続け、レジェンドの意地をみせたWCセミファイナル第6戦が現役最後の試合になるというのは、なんとなくダンカンらしいと思う。
Image by Keith Allison/Flickr
参考記事:「New4SA」