ロケッツが今季一番乗りで50勝到達
ヒューストン・ロケッツが現地6日、チェサピーク・エナジー・アリーナで行われた試合でライバルチームのオクラホマシティ・サンダーを122-112で撃破。連勝記録を16に伸ばし、今季リーグで最初に50勝に到達したチームとなった(50勝13敗)。
ロケッツが50勝以上をあげたのは、ここ5シーズンで4回目。今季はあと19試合残っており、球団史上初となるシーズン60勝を達成できる可能性が非常に高い(現在の最多記録は1993-94の58勝)。
試合序盤はシューティングがやや不安定だったこの日のロケッツだが、前半だけでサンダーに13ターンオーバーを出させつつ、インサイドでの失点を最小限に抑えるなど好守備を展開して主導権を掌握。後半からはオフェンスのリズムも良くなり、第4Q中盤でリードを最大19点にまで広げ、敵地で快勝を収めた。
1月末から無傷のロケッツは、クリス・ポールが25得点、ジェイムス・ハーデンが23得点/11アシスト/10ターンオーバーをマーク。これでハーデン/CP3/カペラが出場した今季試合での成績が33勝1敗となった。
敗れたサンダーは、ラッセル・ウェストブルックが32得点を獲得。23得点をあげたカーメロ・アンソニーは、キャリア通算得点でレイカーズレジェンドのジェリー・ウェストを追い抜き、歴代20位に浮上した。
▼ジェリー・ウェスト超えのショット
https://twitter.com/NBA/status/971197286201118720
サンダーは引き続きディフェンス面で苦戦しており、特にカーメロのオンボール守備とウェストブルックのオフボール守備が弱点となっている印象。スクリーンに対するスイッチはスムーズに行えているものの、その後のミスマッチに対するヘルプローテーションがやや弱く、この日の試合でもカーメロが「ヘルプしろよ!」とチームメイトに怒鳴りつけるシーンが見られた。
このプレイでは、カーメロが簡単に抜かれすぎな部分もあるが、それでもハーデンをウィークハンドの右側に誘導するという最低限の仕事をこなしている。ここでウィークサイドのポール・ジョージもしくはゴール下のスティーブン・アダムスがヘルプに入ってドライブを阻止するのがセオリーだが、そうするとネネへのロブパス/コーナーへのキックアウトパスが飛んでくる。これがロケッツの強さだ。ハーデンを1on1で止められる選手はほとんどいないので、ヘルプの対応が極めて難しい。
なお同日は、ロケッツが勝利した数時間後に、ゴールデンステイト・ウォリアーズもネッツを破ってシーズン50勝に到達している(50勝14敗)。
ボックススコア:「NBA」