クリス・ポールとハーデンがコンビデビュー戦で17アシスト
NBAでは現地3日、オフシーズンのスター選手獲得で大注目が集まるヒューストン・ロケッツとオクラホマシティー・サンダーの2チームがプレシーズンゲームで対戦。合計で55本中24本のスリーを沈めたロケッツが、104-97でエース不在のサンダーに勝利した。
この日の試合がロケッツデビュー戦となったクリス・ポールは、ゲーム開始最初のポゼッションでオンボールのスティールからアシストを獲得し、さっそく存在感をアピール。その後も攻守でロケッツを引っ張り、24分の出場で11得点、7アシスト、2スティール、0ターンオーバーとCP3らしい安定したパフォーマンスを見せた。
▼最初のプレイはCP3からハーデンのスリー
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やはりジェイムス・ハーデンとクリス・ポールのバックコートは恐ろしい。直接的なコンビプレイは今のところそれほどないが、2人ともバスケットボールIQが極めて高く、スポットアップショットも得意なので、コートにいるだけでお互いにとってプラスになる。
例えば、ハーデンがサイド・ピック&ロールでディフェンスの注意を集めてボールをスイングし、クリス・ポールがジャンプショットやペネトレーションで手薄になったウィークサイドをアタック。さらにそこから、CP3がドライブ&キックのクロスコートパスで逆サイドのオープンシューターにボールを通すといったハイレベルなオフェンスも展開した。
クリス・ポールが加入したからといってハーデンがSGのポジションに戻ったわけではなく、この日のサンダー戦でも昨季と同じくメインのプレイメーカーとして大活躍。29分の出場で16得点、10アシストのダブルダブルを記録し、後半開始直後には4連続でアシストをあげる場面もあった。
ロケッツはクリス・ポールとハーデンの他に、エリック・ゴードンがゲームハイの21得点、トレバー・アリーザが5本のスリー成功から18得点をマークしている。
▼スリー成功24本!!
MVPのラッセル・ウェストブルックが左膝の負傷で欠場したサンダーは、カーメロ・アンソニーがFG13本中7本成功の19得点、ポール・ジョージが15得点を記録。新加入のスター2人がチームを引っ張ろうとするも、序盤からターンオーバーやタフショットを連発するなどオフェンスが噛み合わず、ロケッツに主導権を握られてしまった。
▼PGとメロのサンダーデビュー
ハーデンとCP3がタッグを組み、サンダーユニフォームを着たカーメロ/ポール・ジョージと対戦するというのは、凄く不思議な感じがする。両チームがレギュラーシーズンで最初に対戦するのは、12月25日のクリスマスゲームとなる。
ボックススコア:「ESPN」