ルディ・ゴベアが5年2億ドルでジャズと延長契約、センターとして過去最高額
ユタ・ジャズが現地20日、センターのルディ・ゴベアと延長契約を結んだことを発表した。
ESPNによると、契約内容は5年/2億500万ドル。ゴベアは今回の超大型契約について、「球団が僕を信じてくれた証」と喜びを語った。
総額で2億ドル超えの契約を獲得したのは、ゴベアがNBA史上4人目。センターポジションの選手としては、歴代最高額での契約となる。
▼契約額歴代Top5
- ヤニス・アデトクンボ:2億2800万ドル
- ラッセル・ウェストブルック:2億700万ドル
- ルディ・ゴベア:2億500万ドル
- ステフィン・カリー:2億100万ドル
- アンソニー・デイビス:1億9000万ドル
クレイ・トンプソン:1億9000万ドル
ゴベアは2018年と2019年に2年連続でDPOYを受賞。よって、ヤニス・アデトクンボと同じ5年/2億2800万ドルのスーパーマックス契約の対象者だったが、本人がそれを望まなかったらしい。
約2300万ドルのペイカットを受け入れたことについては、「『(延長契約を決意したのは)お金のためじゃない』とチームに示したかった」とコメントしている。
昨季のゴベアは、68試合で15.1得点、13.5リバウンド、2.0アシストを平均。DPOY3連覇は逃したものの、キャリア初のオールスターゲーム出場を実現させた他、3年連続でのオールNBAチーム入りを果たした。
ゴベアは間違いなくリーグ最強クラスのリムプロテクターであり、ディフェンスのスペシャリストだ。
ただポストアップやペイントエリア外での得点力/プレイメイクに乏しく、オフェンスの中心になれないビッグマンがマックス契約を獲得するのは、極めて異例。割高契約感は否めないが、ジャズのようなFAに人気のないスモールマーケットチームにとっては、戦力維持のためにあまり選択肢がない。
参考記事:「ESPN」