【噂】ウルブズがケビン・ラブのトレードも視野に
2014-15シーズンでミネソタ・ティンバーウルブズとの契約が満期に達するフォワードのケビン・ラブ。リーグの情報筋によると、ラブは来季終了後にチームと契約更新をせず、FAになる意志をすでに固めているという。
これまではラブ放出の可能性を完全否定してきたウルブズだが、今回の情報が本当だとすればあまりチョイスは残されていない。来年にラブをみすみす手放すのか、それともトレードで少しでも見返りを求めようとするか、チームは決断を迫られることになる。
現在、ラブ移籍先の候補として挙げられているのは、マーケット規模が大きいレイカーズとニックス。その一方で、ラブ本人はウォリアーズやブルズといった強豪チームを希望しているという報道もある。
▼ラブ/ルビオのコンビも来季限りか?
ウルブズにとって、今のところウォリアーズが最も魅力的なトレード相手かもしれない。ウォリアーズはラブの見返りに、デビッド・リー/ハリソン・バーンズなどを含めたパッケージをオファーすることができる。「カリー/トンプソン/イグドラ/ラブ/ボガット」の先発ラインアップは考えるだけで鳥肌モノだ。
また、サンズやセルティックスもラブ獲得に関心を示しているらしく、20日に行われるドラフトロッタリー抽選の結果次第で、レイカーズも含め有力なトレード先候補になり得る。
ただトレードを考えた場合に最大のネックとなるのは、ラブが移籍後のチームとマックス契約を結ぶ気があるかどうかだ。せっかく選手やドラフト指名権を手放してラブを獲得しても、シーズン終了と共にFAになられたら元も子もない。
▼ケビン・ラブ、2013-14シーズントップ10
報道によると、ラブがFAを希望する最大の理由は、なかなか日の目を見ないウルブズで負け続けることに疲れたからとのこと。数年前から「今年こそはいける」と言われ続けてきたウルブズだが、2013-14シーズンも40勝42敗の負け越しで終了した。
ラブはキャリアを通して19.2得点/12.2リバウンド、今季は自己最多の26.1得点を平均。極めて優秀な記録を残してきたが、デビューから6年間でまだ1度もプレイオフを経験できずにいる。
来季のウルブズがプレーオフに残るような大躍進を遂げ、「明るい未来」を提示することができれば、ラブの考えも変わるかもしれないが、強豪チーム揃いのウェスタンカンファレンスの現状を考えるとかなり厳しいかも…。とはいえ、今季のサンズやラプターズのような例もあるので、可能性はゼロじゃない。
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参考記事:「ESPN」