サンアントニオ・スパーズが連敗脱出
NBAでは現地23日、サンアントニオ・スパーズが勝利した。しかもマーカス・モリス率いるニューヨーク・ニックス相手に敵地で勝った。グレッグ・ポポビッチHC就任以降で最長となっていた連敗記録(8)をようやく終わらせた。
立ち上がりの悪さがデフォルトとなっている今季スパーズだが、この日は試合開始から7-0のランで好スタートを切ると、そのまま最後までリードを維持。ラマーカス・オルドリッジが23得点、デマー・デローザンが21得点、パティ・ミルズが5本中5本のスリー成功から17得点をマークし、111-104でニックスを撃破した。
▼ハイライト
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スパーズにとっては半月ぶりの白星。勝利は勝利なので喜ぶべきところだが、シーズンを好転させるきっかけになるような勝ち方とは言えなかった気がする。とにかくターンオーバーが多かった。
前半は攻守で上手く連携の取れたほぼ完璧な試合内容だった。第1Qを32-16のダブルスコアで上回ると、第2Qもベンチユニットのロングレンジが火を噴きさらにリードを拡大する。
ただ大量リードで気が緩んでしまったのと、アウェイ連戦の疲れもあったのか、ハーフタイム以降はケアレスなミスが多くなって失速。後半だけで16ターンオーバーを出してしまい(合計ではシーズンワーストの22ターンオーバー)、一時は28点あったリードが第4Q終盤には7点差にまで削られてしまった。勝てたからよかったけど…。
ファウルやターンオーバーなどミスを最小限に抑える手堅いバスケで幾度となく苦境を乗り越えてきたスパーズだが、今季はそのアイデンティティをまだ完全に取り戻せていない。
ロニー・ウォーカー
今季もほとんど出場の機会を得ていない2年目ウィングのロニー・ウォーカーだが、この日のニックス戦では後半に7分以上出場。ドライブからの豪快なワンハンドダンクを叩き込んだり、ベースラインからウィークサイドコーナーのミルズにアシストを放ったりと、限られたプレイタイムの中で何度かファインプレイを披露した。
▼ナイスパス
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今季6勝11敗となったスパーズは、次にホームでウェスト首位のロサンゼルス・レイカーズと対戦する。
ボックススコア:「NBA」