ドンチッチ率いる前回大会王者のスロベニア、ユーロバスケット2022を白星スタート
現地9月1日、FIBAヨーロッパの王者を決めるユーロバスケット(EuroBasket)の2022年大会がドイツとジョージアで開幕。初日には、2017年トルコ大会を制したスロベニアが強豪のリトアニアを92-85で破り、2連覇に向けて白星スタートを切った。
勝利したスロベニアからは、NBAを代表するスーパースターであるルカ・ドンチッチが14得点/10アシスト/6リバウンドでオールラウンドに大活躍。スリー8本中わずか1本成功と、シュートのリズムを全く掴めていなかったが、持ち前のプレイメイク力を存分に発揮してチームに勝利を呼び寄せる。
前を走るチームメイトにピンポイントのフルコートパスを連発できるコートビジョンがエグすぎ。
初戦でのスロベニアはドンチッチの他、マイク・トビーがチームハイ24得点、前回大会MVPのゴラン・ドラギッチが19得点で勝利に貢献。現地3日に行われるグループ予選の2試合目では、ハンガリー代表と対戦する。
一方で敗れたリトアニアは、ドマンタス・サボニスが10得点、ヨナス・バランチュナスが9得点と、チームの大黒柱であるNBA勢がやや不振。第4Q残り4分の時点で3点リードと主導権を握っていたものの、そこから14-4のランでスロベニアに逆転勝利を許してしまった。
ノビツキー永久欠番
同日には、主催国の一つであるドイツがフランスと対戦。試合前には、ドイツ代表として長年チームを引っ張ったマブスレジェンドのダーク・ノビツキーの永久欠番セレモニーが催された。
ドイツのバスケットボール代表選手が永久欠番の栄光を得るのは、ノビツキーが史上初だ。
初戦でのドイツ代表は76-63でフランスを撃破。レジェンドの永久欠番式典に触発されたのか、ホームでの記念すべき試合で東京オリンピック銀メダルの強豪相手に番狂わせを演じた。
FIBAユーロバスケット2022は、24チームがA~Dの4グループに分かれて予選を対戦。各グループの上位4チームがトーナメントへと駒を進め、9月18日に決勝戦が行われる。
ボックススコア:「FIBA」