スパーズがブレイザーズに勝利でウェスト6位をキープ
サンアントニオ・スパーズが現地7日、AT&Tセンターで行われたウェスト3位のポートランド・トレイルブレイザーズとの試合に116-105で勝利。ロサンゼルスでのロード2連敗から立ち直り、シーズン残り2試合でひとまずウェスト6位の座を維持した。
第1Q~第3Qを通してリードチェンジを繰り返しながら、ずっと2ゴール差を争う大接戦となったこの日の試合。終盤でその均衡を破ったのは、最年長のマヌ・ジノビリだった。
スパーズの4点リードで迎えた第4Q残り7分、ジノビリはルディ・ゲイのアシストからスリーを沈めると、続いてディフェンスリバウンドからトランジションでのプルアップ・スリーに成功。さらに次のポゼッションでは、スティールからレイアップをねじ込んで8連続得点をあげ、一気に試合の流れを変える。
その後も、ラマーカス・オルドリッジやパティ・ミルズがクラッチショットを決めて、スパーズは最後までリードを維持。最近は終盤に失速して逆転負けを喫するパターンが多かったが、この日はベテラン勢の奮闘で踏ん張った。
今季成績を46勝34敗としたスパーズは、オルドリッジがチームハイの28得点、デジャンテ・マレーが17得点をマーク。セカンドユニットからは、ジノビリが7本中7本のFGを決めて17得点、ゲイが16得点をあげ、ベンチ得点でブレイザーズを44-22で上回った。
スパーズは現時点で8位/9位のウルブズ/ナゲッツ(どちらも45勝35敗)に1ゲーム差を付けているので、次のキングス戦に勝利すれば21年連続でのプレイオフ進出が確定(ウルブズとナゲッツがもう1度対戦するので、どちらかが必ず36敗になるため)。さらにレギュラーシーズン最終試合となる現地11日のペリカンズ戦に勝てば、ペリカンズとのタイブレーカーを獲得でき、ブレイザーズとジャズの成績次第では、最終的にウェスト3位まで再浮上できる可能性もまだ残されている。
一方で3連敗となったブレイザーズは、デイミアン・リラードがゲーム最多の33得点を獲得。現在48勝32敗のウェスト3位で、残り2試合がナゲッツ/ジャズとの対戦となる。
ボックススコア:「NBA」