スパーズ新人のデジャンテ・マレー、ナゲッツ戦でキャリアハイ24得点
2016年ドラフト全体29位指名のデジャンテ・マレーが、プロデビュー以降で自己ベストなパフォーマンスを見せた。
マレーは現地19日にAT&Tセンターで行われたデンバー・ナゲッツ戦で、欠場したトニー・パーカーの代わりに先発PGとして34分出場。3本のスリーを含む11本中7本のフィールドゴールと、7本中7本のフリースローを成功させ、キャリアハイとなる24得点を獲得した。
「マレーは素晴らしい自信と冷静さを持ってプレーできていたと思う。リズムやキャラクターから外れたことは一切やらなかった。ディフェンスも非常に良かった。ボールムーブメントでもよい仕事をした」
– グレッグ・ポポビッチ
この日のスパーズは、パーカーの他に、パウ・ガソルがウォームアップ中に左手を負傷して離脱。さらに第2Q終盤に、グレッグ・ポポビッチHCが審判への抗議で2テクニカルファウルを取られて退場処分と、不安要素が多かったが、1点差で迎えた後半開始から3分間で15-0のランを展開して、一気にペースを支配。その後は3ゴール差以上のリードを保ったまま、118-104で今季33勝目(9敗)をあげた。
スパーズはマレーの他に、カワイ・レナードがチームハイの34得点を獲得して、5試合連続での30得点超えを達成。ガソルの代わりにスタメン出場したデビッド・リーは10得点、16リバウンドのダブルダブルで勝利に貢献している。ナゲッツは、ニコラ・ヨキッチがキャリアハイ35得点、12リバウンドで大活躍した。
▼ヨキッチ
まだ21歳でNBA2年目のヨキッチだが、オールラウンドなスキルや器用さはNBAビッグマンの中でもすでにトップクラスだ。そのプレーメイキング力の高さから、今ではナゲッツオフェンスの司令塔的存在となっている。まるで水球選手のように、ボールを片手でキャッチして、腕を下におろすことなく、そのままショットやパスを放つソフトタッチは素晴らしい。
なおスパーズによると、ガソルは検査の結果、左薬指の骨折と診断された様子。復帰時期は今のところ未定だが、レナードが3年前に同じ怪我をした際は、合計で14試合を欠場した。ただレナードの骨折がシューティングハンドだったのに対して、ガソルの場合は利き手ではなかったので、もう少し早目に復帰できるかもしれない。
ボックススコア:「NBA」