カリーがキャリア17回目の二桁スリー成功、40得点でチームを勝利に牽引
ゴールデンステイト・ウォリアーズのステフィン・カリーが、5年前の満票MVPシーズンを彷彿させる無双ぶりを再び見せ、チームを勝利に導いた。
カリーは、現地11日に行われたオーランド・マジック戦で合計19本中10本のスリーポイントショットに成功。37分の出場で、フリースローアテンプト数わずか2本から40得点を獲得する圧巻のシューティングパフォーマンスだった。
カリーが1試合に10本以上のスリーを決めたのは、今回がキャリア通算17回目。歴代NBAで二桁のスリー成功例は59回のみで、その内の約3割がステフによるものとなる。
そもそもスリー10本+を複数回達成したことのある選手はカリーの他、クレイ・トンプソン(5回)、デイミアン・リラード(3回)、JR・スミス(3回)、ジェイムス・ハーデン(2回)、ザック・ラビーン(2回)の5人しかいない。
この日のカリーの3Pで特に印象的だったのは、第4Q中盤にホワン・トスカーノ・アンダーソンのアシストから決めたキャッチ&シュート。
トスカーノ・アンダーソンは、珍しくノーマークだったカリーにスキップパスを通した時点で、「ステフがこれを外すわけない」と確信したのだろう。ショットが放たれる前からフライングで「アシストゲットだぜ!」のセレブレーションを始めている。
▼ブザー後のスクープショットすら決めてしまうほどノッていた
今季成績を14勝12敗としたウォリアーズはカリーの他、アンドリュー・ウィギンスが21得点、ケリー・ウーブレイJr.が17得点/10リバウンドで勝利に貢献。
ドレイモンド・グリーンは、カリーが生み出すグラビティを最大限に活用して11アシストを稼ぎつつ、敵エースのニコラ・ブーチェビッチとのマッチアップでも素晴らしい守備を見せ、センター不在のウォリアーズディフェンスを支えた。
▼カリーがダブルチームを引き付けてから、グリーンが4on3を攻めるのがウォリアーズの常勝パターン
一方で敗れたマジックは、ブーチェビッチが25得点、13リバウンド、5アシストで奮闘。
この日のマジックは、アクティブロスターにポイントガードが1人もいなかったため、ローポストにいるブーチェビッチへのエントリーパスどころか、ハーフコートにボールを運ぶだけでも大苦戦する場面が度々あった。
ボックススコア:「NBA」