ステフィン・カリーが記録的なスコアリング・ラン、過去10試合で平均39.1得点
3月末に尾骨負傷から復帰して以降のステフィン・カリーが凄まじすぎる。
現地4月17日のウォリアーズ対セルティックス戦では、元NBAヘッドコーチでESPN実況コメンテーターのジェフ・ヴァン・ガンディに、「そろそろ(セルティックスは)ボックスワン・ディフェンスを採用すべき。“ボックス”をカリーにぶつけ、そして“ワン”で残りの4人を守らせろ」という強烈なラインを言わせたほどだ。
現地17日のセルティックス戦、カリーは37分の出場で11本のスリーに成功。後半には足首を捻ってフロアにうずくまる怖い場面もあったが、そのままフロアに残り続け、最終的にゲームハイの47得点をマークした。
これでカリーは、復帰から10試合連続で30得点以上を獲得。ウォリアーズの選手としては、ウィルト・チェンバレン(65試合連続)に次ぐ歴代2位の最長記録だ。
また2010年以降のNBAで、10試合連続での30点ゲームを達成したのは、カリーの他にジェイムス・ハーデン(32試合、2018年)、ケビン・デュラント(12試合、2014年)、コービー・ブライアント(10試合、2012年)の3選手しかいない。
▼記録的な10試合
カリーはここ10試合で39.1得点を平均。10試合中3試合で10本以上のスリーを沈め、シューティング・スプリッツではFG54.6%、スリー48.6%、FT90.1%という驚異的な数字を記録している。
セルティックス復調
なお同日の試合は、セルティックスがカリーの47得点を跳ね除け、119-114でウォリアーズを撃破。ジェイソン・テイタムが44得点、10リバウンドの大活躍でチームを勝利に導いた。
▼今季2度目の40/10ダブルダブル
これでセルティックスは連勝を6に伸ばし、31勝26敗でイースト単独4位に浮上。オールスターブレイク後には勝率5割未満に転落するなど苦戦していたが、直近9試合で8勝1敗とようやく勢いに乗り始めている。
特にエースのテイタムは、1月半ばにコロナウイルス感染で約2週間のチーム離脱を余儀なくされ、回復後も試合前に吸入器での酸素補給を必要とするなど後遺症に苦しんでいたらしいが、4月に入ってからの9試合では29.3得点を平均と大きく復調。
先週には、自身のコンディションについて「もう少しで100%の状態を取り戻せそう」とコメントしていた。
ボックススコア:「NBA」