ステフィン・カリーが復帰戦で23得点 「最高の気分だった」
NBAでは現地5日、チェイスセンターでゴールデンステイト・ウォリアーズとトロント・ラプターズが対戦。スーパースターのステフィン・カリーがついにコートに戻ってきた。
10月末の左手骨折から約4カ月ぶりにフランチャイズエースが実戦復帰。昨季までとは一転して悪夢のような低迷シーズンを送っているウォリアーズだが、この日のチェイスセンターは試合前から熱気に包まれていた。
出場時間制限が設けられていたカリーは、合計で27分をプレイ。最初のスリー4本に失敗したが、中盤からは8本中3本を沈めてリズムを掴み、さらに8本すべてのフリースローをしっかりと決めて(今季はFT26本中26本のノーミス!)、チームハイの23得点、7アシストをマークしている。もちろんブランクが感じられるシーンもあったが、試合を通してカリーらしいスーパープレイをいくつも披露してアリーナを沸かせた。
▼第1Q序盤には新たに仲間となったアンドリュー・ウィギンスにビハインド・ザ・バックパスでアシスト
▼ショットクロックぎりぎりで超クイックリリースの3ポイントショット
▼第3Qには4点プレイに成功
しばらく見ていなかったので少し忘れかけていたが、やはりカリーの引力は凄まじい。どこにいても常に守備の注意を引き付けるので、オフボールでフロアを動き回っているだけでチームメイトのためにオープンショットを作り出せる。
4カ月ぶりに復帰したばかりのカリーに対し、ラプターズが昨季ファイナルと同様にボックスワンのゾーンディフェンスで徹底マークを仕掛ける場面が印象的だった。
ウォリアーズは昨季王者相手に最後まで僅差で粘ったがあと一歩及ばず、121-113で敗北。カリーの他には、デミオン・リーが23得点、アンドリュー・ウィギンスが21得点/10リバウンド、エリック・パスカルが16得点/8アシストをあげている。
2月にトレードでウォリアーズに加入したウィギンスは、カリーとの初共演について「彼はみんなの能力を引き出してくれる。彼のおかげでみんながより良いプレイをできる。彼ほどアンセルフィッシュなスーパースターはいない」とコメントした。
NBAはステフがいた方が何倍も楽しい。
ボックススコア:「NBA」