フェニックス・サンズが18連勝で球団新記録樹立
球団創設から54年、フェニックス・サンズが90年代のチャールズ・バークレー期や00年代のスティーブ・ナッシュ期を上回る大記録を樹立だ。
サンズは現地12月2日、本拠地フットプリント・センターで行われたデトロイト・ピストンズ戦に114-103で勝利。連勝を球団新記録となる18に伸ばし、シーズン19勝3敗でリーグ単独首位に浮上した。
1シーズンに18連勝以上を達成したのは、今季サンズがNBA史上14チーム目で、2019-20シーズンのミルウォーキー・バックス以来の快挙。18連勝を達成した14チーム中7チームが、同じ年に優勝を果たしている。
得点リーダーのデビン・ブッカーが欠場していたサンズは、ベンチ出場のキャメロンコンビ(ジョンソンとペイン)がそれぞれ19得点をあげて勝利に大貢献。デアンドレ・エイトンが17得点/12リバウンド、クリス・ポールが12得点/12アシストのダブルダブルをマークした。
今季サンズは、オフェンスでリーグ6位、ディフェンスでリーグ2位の数字を記録中。平均得失点差ではウォリアーズとジャズに次ぐリーグ3位だが、とにかくクラッチタイムに強い。5点差以内で第4Q残り5分に突入した接戦では、10勝1敗で大きく勝ち越している。
一方で敗れたピストンズ(4勝18敗)は、ジェレミー・グラントがゲーム最多の34得点で奮闘。ドラ1新人のケイド・カニングハムが19得点/5アシストで存在感を示した。
なおNBAの最長連勝記録は、1971-72レイカーズの33勝。サンズはどこまで連勝を伸ばせるだろうか?
▼20連勝以上を達成したのは過去に5チームのみ
- 33連勝:1971-72レイカーズ(優勝)
- 27連勝:2012-12ヒート(優勝)
- 24連勝:2015-16ウォリアーズ
- 22連勝:2007-08ロケッツ
- 20連勝:1970-71バックス(優勝)
サンズが20連勝の大台に乗るための最大の難関は、現地3日のウォリアーズ戦。敵地でブッカー不在、さらにバック・トゥ・バック2日目という非常に厳しい戦いだ。
ここを乗り切れれば、次の6試合はスパーズ、セルティックス、クリッパーズ(アウェイ)、ブレイザーズ(アウェイ)、ウィザーズ、ホーネッツで、その内の4試合がホームゲーム。いずれの試合もオッズ的には有利なはずなので、このまま連勝を25まで伸ばし、歴代3位の記録を追い抜く可能性は十分にあると思う。
ボックススコア:「NBA」