元得点王のTマック、プロ野球入りを目指して特訓中
昨シーズンを最後にNBAから正式に引退したトレイシー・マグレディ。今年ですでに35歳になるが、彼のアスリートとしての挑戦はまだ終わっていない。
Tマックは5日、プロ野球選手を目指して本格的に練習に取り組んでいることを、自身のFacebookページで発表した。現在は、米独立プロリーグ「アトランティックリーグ」のチーム、シュガーランド・スキーターズのトレーニングプログラムに参加しているらしい。ポジションはピッチャーだ。
「すでに知っている人もいるだろうが、現在私はシュガーランド・スキーターズのトレーニングに参加している。野球選手は小さい頃からの夢だった。ここ数ヶ月はチームと共にピッチングの練習に取り組んでいる。どんな結果になるかわからないが、とにかく楽しいし、とてもいい球が投げられるよ。ベースボールが大好きで、ずっと挑戦してみたかったんだ。好きだからという純粋な理由でスポーツができて、子供に戻ったような気分だよ」
– トレイシー・マグレディ
報道によると、Tマックは135キロ前後のストレートを投げられる上に、切れ味のあるシュートが得意だという。さらに参加中のトレーニングプログラムでは、あの伝説のメジャーリーグ投手、ロジャー・クレメンスの指導のもとで特訓に励んでいるらしい。
Tマックが目指す「アトランティックリーグ」は、アメリカでMLBに次いでレベルが高いと言われるリーグ。普通に考えると、彼の年齢で初めてプロ野球選手を目指すというのは極めて厳しい挑戦だ。しかし、NBAで語り継がれる「35秒で13得点」の奇跡を起こしたマグレディならいけそうな気がする。
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参考記事:「Bleacher Report」