ティム・ダンカンがキャリア初の0リバウンド、デビューからの連続試合記録が終了
ついにこの日が来てしまった。
サンアントニオ・スパーズのティム・ダンカンが、現地20日に行われたニューオリンズ・ペリカンズ戦に19分出場し、6得点、2アシスト、0リバウンドをマーク。NBAデビューから19年、レギュラーシーズン1343試合目にして初めてリバウンドを1本も獲得できなかった。
ESPNによると、リバウンド獲得の連続試合最長記録はカール・マローンの1457試合。そこにカリーム・アブドゥル・ジャバーが1431試合、ダンカンが1342試合で続いている。これまでのダンカンの1試合最低リバウンド数は、2011年12月に行われたロケッツ戦での1リバウンドだった(16分出場)。
なおダンカンの記録では、同じくルーキー時代から続いていたフィールドゴール成功の連続試合記録(歴代最長の1310試合)も昨季3月で途絶えている。
試合は、ホームのペリカンズが104-90で勝利。ライアン・アンダーソンが6本のスリーを含むフィールドゴール12本成功の30得点でチームを牽引した。アンダーソンにとっては、18日のサンダー戦に続いて2試合連続での30点ゲームだ。
またアンソニー・デイビスが20得点/18リバウンドを獲得した他、イシュ・スミスは17得点とキャリアハイの13アシストをマークしている。
▼ライアン・アンダーソン
一方で、ゲームを8-0のランでスタートしたスパーズは、ラマーカス・オルドリッジが足首の捻挫で一時退場してから失速(オルドリッジは第2Qから復活)。試合の大部分を2~3ゴール差でトレイルした後、第4Q序盤で1点差まで追い上げるも、そこからなかなかフィールドゴールを決められず、グレッグ・ポポビッチHCは12点ビハインドで迎えた残り時間3分にスターター全員をベンチに下げ、早々と白旗を上げた。
カワイ・レナードが22得点、オルドリッジが20得点/11リバウンドのダブルダブルを記録した他、パティ・ミルズが22分の出場で11得点を獲得。チーム全体でスリー成功率52.9%とシューティングはそれほど悪くなかったが、ペリカンズガードのペネトレーションやノビツキー化したアンダーソンにとことん苦しめられた。そもそもこの日は、勝利への執念でも大きく負けていた印象だ。
Image by Geoff Livingston/Flickr
ボックススコア:「NBA」