2016年12月のNBA月間賞: ウォールとハーデンが最優秀選手
NBAが現地1月3日、2016-17シーズン12月のプレーヤーズ・オブ・ザ・マンス、並びに月間最優秀ルーキー賞の受賞者を発表した。
プレーヤーズ・オブ・ザ・マンス
・EAST:ジョン・ウォール
イースタンカンファレンスは、ワシントン・ウィザーズのジョン・ウォールがキャリア2度目の選出。昨季2月から4ヵ月続いていたレブロン・ジェイムスの連続受賞を終わらせた。
ウォールは、12月に出場した15試合で24.5得点、10.7アシスト(リーグ2位)、2.7スティール(リーグ1位)を平均。チームの10勝5敗に大貢献した。6日のマジック戦では、敗戦ながらもキャリアハイの52得点を記録している。
12月に得点とアシストでダブルダブルを平均したのは、ウォールの他に、ハーデンとクリス・ポールのみ。またウィザーズが1ヶ月間で二桁勝利数をあげたのは、2014年12月以来初となる。
▼ジョン・ウォール、キャリアハイ
・WEST:ジェイムス・ハーデン
ウェスタンカンファレンスは、12月の15試合で28.3得点(リーグ4位)、12.0アシスト(リーグ1位)を平均したヒューストン・ロケッツのジェイムス・ハーデンがキャリア4度目の受賞を果たした。
ハーデンは、31日ニックス戦でのキャリアハイ53得点、17アシスト、16アシストをはじめ、12月合計で5回のトリプルダブルを達成。その間にロケッツは、1試合平均120.9点(首位)、3P成功数16.4本(首位)、27.5アシスト(2位)をマークし、15勝2敗の好成績を収めた。15勝は、1ヵ月における勝利数で球団歴代最多記録タイとなる。
ルーキー・オブ・ザ・マンス
イーストは、フィラデルフィア・76ersのジョエル・エンビードが2ヵ月連続で受賞した。
エンビードは12月の10試合に出場し、得点(19.8)、リバウンド(6.8)、ブロック(2.4)の3項目でルーキー最多を平均。3p成功率は10月/11月の50%から29.7%へと大きく落ちたものの、フリースロー本数やアシストが増えると同時に、ターンオーバーの数が減り、ややプレーに落ち着きが出てきた。
18日のネッツ戦では17本中12本のFGを成功させ、キャリアハイかつルーキー最多の33得点、10リバウンドのダブルダブルをマーク。今シーズンのルーキーで二桁得点を平均しているのはエンビードのみだ。
▼エンビード、キャリアハイ33得点
ウェストは、ニューオリンズ・ペリカンズのバディ・ヒールドが選出された。
2016年ドラフト6位指名のヒールドは、先月の16試合で平均10.6得点(ウェストルーキー最多)、3P成功率47.8%をマーク。12月に入ってからはペリカンズの先発SGに定着しており、順調にプレータイムを伸ばしている。15日のペイサーズ戦では、8本中5本のスリーを沈めて自己ベストの21得点を記録した。
▼2016年12月のトッププレー
Image by Keith Allison
参考記事:「NBA」