ウォリアーズが10勝0敗で球団史上最高のシーズンスタート
今季無敗のゴールデンステイト・ウォリアーズが、現地12日にターゲット・センターで行なわれたミネソタ・ティンバーウルブズ戦に129-116で勝利。開幕からのシーズン成績を球団新記録となる10勝0敗に伸ばした。
この日のウォリアーズは、ステファン・カリーが第1Qに21得点を挙げる好スタートを切り、序盤から主導権を掌握。前半だけで23アシストを記録する見事なチームバスケをみせ、第3Q終盤には最大21点のリードを奪う。
▼カリーがまた意味不明なスリー
そこからウルブズは猛反撃を開始し、約5分間で18-2のランを展開。第4Q残り8分30秒で5点差にまで詰め寄られたウォリアーズだが、カリーやドレイモンド・グリーンの活躍で再びリードを広げ、最後まで食い下がろうとするウルブズを振り切った。
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | ||
GSW | 40 | 35 | 22 | 32 | 129 |
MIN | 27 | 36 | 24 | 29 | 116 |
ウォリアーズは、カリーが8本のスリーを成功させゲームハイの46得点をマーク。40得点以上を獲得するのは今季10試合ですでに3度目となる。グリーンは23得点、12アシスト、8リバウンド、FG成功率80%(10本中8本)とオールラウンドに大活躍した。
▼カリー46得点
一方のウルブズは、アンドリュー・ウィギンスが19得点、カール・アンソニー・タウンズが17得点/11リバウンドのダブルダブルをマーク。リッキー・ルビオ不在の中、若手2人がチームを牽引し、王者相手に大健闘した。
▼ウィギンス&タウンズ
なおウォリアーズは、今季10試合の平均得失点差で+17.1を記録。シーズン開幕から無敗で10勝を挙げた史上14番目のチームとなった。
これまでの歴代開幕連勝記録は、1993-94シーズンのヒューストン・ロケッツが達成した15勝0敗。ウォリアーズは次の6試合でネッツ(ホーム)、ラプターズ(ホーム)、クリッパーズ(アウェイ)、ブルズ(ホーム)、ナゲッツ(アウェイ)、レイカーズ(ホーム)と対戦する。このまま歴代記録を更新する可能性も十分にありそうだ。
ステファン・カリー
ウォリアーズが昨季にも勝る強さでリーグを圧倒しているのは、なんといってもカリーのパフォーマンスが大きい。ここまでの10試合でカリーは33.3得点、FG53.2%、3P47.3%を平均。AP通信によると、開幕10試合での合計333得点は、1992年にマイケル・ジョーダンがマークした338得点以来の最多記録だという。
▼カリーの2015-16ショットチャート
またカリーは今季だけで52本のスリーを沈めており、キャリア通算3P成功数(1243本)ではやくも歴代43位に浮上。父デル・カリーのキャリア記録にあと2本で追いつく。
- デル・カリー: 3P成功1245本(1083試合)
- ステファン・カリー: 3P成功1243本(426試合)
Image by Thomas Hawk/Flickr
ボックススコア:「NBA」