ウォリアーズが守備効率で今季リーグ首位、2003-04ピストンズ並みの高水準
ゴールデンステイト・ウォリアーズが現地3日、本拠地チェイス・センターで行われたシャーロット・ホーネッツ戦に114-92で圧勝。シーズン6勝1敗でウェスト首位のユタ・ジャズに並んだ。
エースのステフィン・カリーがスリー11本中3本の15得点とやや不調気味だったこの日のウォリアーズでは、ロールプレイヤーたち、特にジョーダン・プールとゲイリー・ペイトン二世が攻守でステップアップしてチームを引っ張った。
3年目ガードのプールはシーズンハイ31得点、4スティールをマーク。今季開幕からジャンプショットが安定しなかったプールだが、ホーネッツ戦では16本中7本のスリーに成功と大爆発する。
1試合で7本のスリー成功は、プールにとって自己ベスト。そもそも16本もスリーを放てたというのは、スティーブ・カーHCの信頼をすでに勝ち取っている証拠だ。
またディフェンス面では、『75周年記念チーム』にも選出されたレジェンドPGを父に持つペイトン二世が大活躍。17分という限定されたプレイタイムながら、14得点でオフェンスでも貢献しつつ、オンボールの守備でえげつないほど素晴らしい仕事をした。
守備力の高さだけでいえば、ペイトン二世はガード選手の中でリーグトップクラス。もう少しスポットアップなどが打てるようになれば、それだけで活躍の機会は大きく増えるだろう。
▼父親譲りのボールプレッシャーが凄い
ウォリアーズディフェンス
クレイ・トンプソンの復帰前から開幕6勝1敗と、予想を遥かに上回る好スタートを切った2021-22シーズンのウォリアーズ。好成績の秘訣は守備力の高さだ。同日の試合でも、ホーネッツをシーズンワーストの92点に抑えた。
『StatMuse』のデータによると、守備効率を測るディフェンシブレーティング(100ポゼッションあたりの失点)で、今季ウォリアーズはリーグ首位の97.8を記録中。これは、歴代屈指の守備チームとして知られる2003-04シーズンのデトロイト・ピストンズ以降で最も優秀な数字だという。
シーズン序盤でのアドバンスドスタッツは、サンプルサイズが少なすぎるためあまり参考にはならないが、それでも7試合でのディフェンシブレーティングが97.8というのは近年で稀に見るレベルの高水準だ。
ボックススコア:「NBA」