ウェストブルックとハーデンがオリンピックへの出場を辞退
NBAのスーパスターたちが、次々と今夏オリンピックへの不参加を表明している。
今週の初めには、ステファン・カリーとラマーカス・オルドリッジが、来季NBAシーズンに向けた体調管理のため、8月に行われるリオデジャネイロ五輪の出場を見送ることをそれぞれ発表。続いて現地6月10日には、オクラホマシティー・サンダーのラッセル・ウェストブルックとヒューストン・ロケッツのジェイムス・ハーデンも、アメリカ代表候補から辞退すること発表した。
「家族と話し合い、今年のオリンピックには参加しないことを決めた。2010年のワールド・チャンピョンシップ、そして2012年のロンドン五輪は僕にとってキャリアのハイライトだったので、今回の決断は簡単なものじゃなかった。またUSAバスケットボールに参加できる機会を楽しみにしている」
– ラッセル・ウェストブルック
「2012年ロンドンオリンピック金メダルチームの一員、2014年FIBA金メダルチームのキャプテンという立場から見て、USAバスケットボールが僕個人の人生、そしてプロ人生において極めて意味の大きい功績をもたらしてくれたことは言うまでもない。『赤、白、青』のユニフォームを着られたこと、そして優秀な選手たちと共に世界一素晴らしい国を代表し、世界最高峰のレベルで競争できたのは、本当に光栄だった。また将来的に、チームUSAを代表する機会が得られることを心から願っている」
– ジェイムス・ハーデン
これで不参加が決定しているプレーヤーは、ウェストブルックとハーデンに加え、カリー、オルドリッジ、クリス・ポール、ジョン・ウォール、アンソニー・デイビス、ブレイク・グリフィン。バックコート陣が少しさびしくなってきたが、それでもまだデイミアン・リラードやカイリー・アービング、マイク・コンリー、クレイ・トンプソン、ジミー・バトラーらが候補にいるので、戦力的には問題なさそうだ。
なお今回の発表を受け、セルティックスのアイザイア・トーマスがオリンピックに参加したいとTwitterでアピールしている:
https://twitter.com/Isaiah_Thomas/status/741399252157374464
「チームUSAでプレーするチャンスが欲しい!でも過去の例として、小さなガードが選ばれたのを見たことがない。トライアウトにさえね」
– アイザイア・トーマス
歴代のチームUSAで最も身長が低かったNBA選手は、アレン・アイバーソン、もしくはティム・ハーダウェイあたりか?トーマスも実力的には十分に資格があるだろう。
▼IT、2015-16シーズンハイライト
またESPNによれば、サクラメント・キングスのデマーカス・カズンズがリオ五輪代表のロスタースポットをすでに確保したとのこと。もしこの先もPG選手たちの辞退が続くようなら、可能性は低そうだが、カズンズとトーマスのコンビ再結成をオリンピックの舞台で見れるかもしれない。
Image by Juan Pelegrín/Flickr
参考記事:「ESPN」